アーセナルOBヴィエラ、主将剥奪のジャカを擁護「彼を気の毒に思う」
オーストラリアの森林火災、シドニー郊外まで火の手迫る
中日・加藤代表 保留の祖父江とは継続的な登板数で「考え方に差」 44試合に登板もダウン提示か
メッシ&スアレスの“世紀のトリックPK”。友情と遊び心が極上の連係へと昇華
選手と実業家の顔を併せ持つピケ「時間が足りず4~5時間しか寝ていない」
「失敗」に終わった2019年ヤンキース。今オフはゲリット・コールを獲得して再び世界一を狙う?
国士舘18年ぶり秋東京2連覇 サイドスローが帝京完封
ジョコビッチ、これまでのツアー最終戦戦績。今年はナダルと年末1位も争う
「アーセナルでの仕事は高く評価しているが…」バイエルン監督就任にウェンゲルが興味? CEOは接触を認める
【スーパーGT】23号車ニスモGT-R、最終戦は悔しい8位。ロニー・クインタレッリ「僕たちには足りない部分がある」
スラビアGK、バルサ守護神の言葉に「鳥肌が立った」一方で…メッシらの対応に「悲しかったよ」

Tag: ラグビーW杯

【美土路の見どころ】 ラグビーの可能性示した南アフリカ = W杯日本大会を振り返って

【美土路の見どころ】 ラグビーの可能性示した南アフリカ = W杯日本大会を振り返って

  日本の躍進に国中が沸き、南アフリカの優勝に多くの人が感動した。ラグビーW杯日本大会は、スポーツに何ができるのかを示した大会となった。 ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会で12年ぶり3度目の優勝を果たしたスプリングボクス(南アフリカ代表チームの愛称)の第一陣が、5日午後(日本時間6日未明)にヨハネスブルクの空港に降り立ち、何千人もの国民の熱烈な出迎えを受けた。 今大会では、様々なバックグラウンドを持つ選手が「ONE TEAM」となって戦った日本代表チームの快進撃が「おとぎ話」に例えられた。 ヨハネスブルク国際空港には、南アフリカ代表選手の帰国を待ち受ける多くのサポーターが詰めかけた しかし南アフリカ代表チームは、アパルトヘイト(人種隔離)政策という重い過去に今も苦しむ国民をスポーツで一つにするという、より壮大なおとぎ話を完結させた。 南アフリカのための大会 開幕前に一番注目されたのは、オールブラックス(ニュージーランド代表チームの愛称)が3連覇を達成できるかどうか、だった。 ところが始まってみると、1次リーグ4戦全勝で史上初の決勝トーナメントに進んだ日本代表チームと、おもてなしの心を大いに発揮した日本という国が一躍主役の座を独占した。 日本が敗退すると、見事な戦いぶりでオールブラックスを下したイングランドが主役に躍り出たかに見えた。 しかし、終わってみれば、国民の期待を背負って戦ったスプリングボクスのための大会だった。 「母国のために戦った」 個人的な思い出になってしまうが、私は1995年に南アフリカが自国開催のW杯で初出場、初優勝を果たすのを、朝日新聞のラグビー担当記者として現地で取材した。 背番号「6」のスプリングボクスのジャージーを着たネルソン・マンデラ大統領が、同じ背番号をつけたユグノーの末裔(まつえい)の白人キャプテン、フランソワ・ピーナールにウェブ・エリス・カップを手渡す瞬間を現地で目撃した。 それだけに、24年の時を経て、スプリングボクス初の黒人キャプテン、シヤ・コリシが同じ背番号「6」をつけて国民の統合のシンボルになったことが、実に感慨深い。 ...

【ラグビーW杯】 黒人主将チームの優勝は「大きな意義」 南ア元主将が賛辞

【ラグビーW杯】 黒人主将チームの優勝は「大きな意義」 南ア元主将が賛辞

  「今回の優勝は、1995年の初優勝を超える大きな意味がある」。ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会における南アフリカの優勝を、初優勝時の主将だったフランソワ・ピーナール氏はそう評する。 南アフリカは1995年、地元開催のW杯を初制覇した。表彰式では当時のネルソン・マンデラ大統領が、優勝トロフィーの「ウィリアム・ウェブ・エリス・カップ」をピーナール主将に手渡した。 人種隔離政策アパルトヘイトの歴史を経た南アフリカにとって、初の黒人大統領が代表チームの優勝をたたえるのは、歴史的な瞬間となった。 1995年の南アフリカ大会では、前年に大統領に就任したマンデラ氏(左)がピーナール主将に優勝トロフィーを授与した しかし、ピーナール氏は、「今回のほうが大きい」と言う。 「完全に変化を遂げたチームを、南アフリカの5800万人、あらゆる人種の国民がみんな緑色の服を着て見ていた。私の時代には起こり得なかったことだ」 かつては敵チームを応援 人種差別により、黒人が公的施設や社会的機会から排除されていたアパルトヘイトの時代、多くの南アフリカ国民がラグビーは少数派の白人のスポーツだと思っていた。 南アフリカは国際的に非難され、ラグビー代表チームのスプリングボクスは国際大会への出場が限られた。出場が認められた数少ない機会でも、国民の多数を占める黒人は、敵チームを応援することが多かったという。 しかし南アフリカが2日、横浜でイングランドを下し、3度目の優勝を果たしたときは、南アフリカ全土が歓喜に沸いた。代表チームを率いたのは、黒人のシヤ・コリシ主将だ。 ヨハネスブルクのネルソン・マンデラ広場で南アフリカ代表の優勝を喜ぶサポーターたち ...

【ラグビーW杯】 南アフリカ、3回目の優勝 イングランドは及ばず

【ラグビーW杯】 南アフリカ、3回目の優勝 イングランドは及ばず

  ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は2日、決勝があり、南アフリカ(世界3位)が王座を獲得した。イングランド(同1位)と横浜国際総合競技場(横浜市)で対決し、32-12で勝利した。 南アフリカの優勝は2007年以来、3大会ぶり3回目。最多優勝回数でニュージーランドに並んだ。決勝の勝率10割は南アフリカだけ。 イングランドは4大会ぶり2回目の王座を狙ったが及ばなかった。決勝で敗れたのは3回目で、最多のフランスとタイとなった。 初の黒人主将が優勝杯を高々と 閉会式で南アフリカのシヤ・コリシ主将が優勝トロフィー「ウェブ・エリス・カップ」を両手で高々と掲げると、チームとサポーターは歓喜に沸いた。 これで44日間にわたった日本大会は幕を閉じた。次のW杯は2023年にフランスで開催される。 試合が終了し、喜びを全身で表す南アフリカの選手と、肩を落とすイングランドの選手予想ではイングランド 下馬評ではイングランドの勝利を予想する声が多かった。 イングランドは優勝候補筆頭だったニュージーランドを準決勝で倒し、勢いに乗っていた。台風の影響で、1試合を免除されたことからも、有利が指摘されていた。 試合内容については、勝負に徹したロースコアの争いになり、キックを駆使した激しい肉弾戦が見られるだろうと言われていた。 序盤はその通りの展開となった。ただし先手を取ったのは、有利とみられていたイングランドはなく、南アフリカだった。 先取点は南ア 南アフリカのSOハンドレ・ポラードは、前半2分にペナルティゴールに失敗。しかし前半9分、ゴール正面からのキックは成功させ、南アフリカが3−0とリードした。 一方のイングランドは、守備で後手に回っただけでなく、攻撃でもリズムがかみ合わない。 パスのタイミングが合わない場面さえあった。イングランドがこのような姿を見せるのは、今大会初めてだった。 ...

【ラグビーW杯】 泥こそすべて 日本で生まれた新たなラグビー

【ラグビーW杯】 泥こそすべて 日本で生まれた新たなラグビー

  日本で誕生したばかりのあるスポーツが、あらゆる人を魅了している。子供たちはキャッキャと声を上げ、プロのラグビー選手も夢中で楽しむ。汚れずにプレーすることが不可能なスポーツとは――。 それは「田んぼラグビー」だ。選手は田んぼの中をバシャバシャと走りまわる。水泳ゴーグルがラグビーのスカルキャップ代わりだ。 ノンコンタクトスポーツの田んぼラグビーにタックルはない。あらゆる年齢の男女が、苗を植える前の水田で対戦する。 1トライで2点獲得できる。巨大な水溜りに体ごと飛び込む楽しさも、もれなく付いてくる。 11月2日に閉幕するラグビーワールドカップのおかげで、日本では今年、ラグビー熱が最高潮に達した。一方、田んぼラグビーは2015年の誕生以来、着実にファンを増やしている。 地域活性化 田んぼラグビーは2015年、京都府福知山市で誕生した。台風の影響で水害を受けた地域を、住民らがラグビーで活性化しようとしたのが始まりだったという。 次第に、福知山市から約80キロ東にある福井県小浜市へと広がった。そして、遠く離れた茨城県龍ヶ崎市に。同市の女性農家がソーシャルメディアで泥風呂状態の田んぼラグビーを知り、面白そうだと感じたのがきっかけだった。 共同通信によると、今年国内では、7月のシーズン開幕以降、15試合ほど行われたという。悪くない数字だ。田んぼラグビーの試合ができるのは、5月から8月ごろに限定されるからだ。 田んぼラグビーをする人の数は今年、50%増加したという 田んぼが悪天候による浸水被害を受けていない今も、農家がなぜ水を張って田んぼラグビーの準備をしているのか、疑問に思うかもしれない。その答えはどうやら、稲は湛水土壌でよく育つことにあるようだ。そのため、あえて水を張って田んぼを管理することが多いという。 トップリーグ所属選手も参加 ジャパンラグビー・トップリーグ所属の選手も、田んぼラグビーにはまっている。同トップリーグに所属しているのはすべて企業チームで、農機メーカーのクボタの「クボタスピアーズ」もその1つ。 クボタは、陽気な交流会のために一流選手を地方へ送り込むことで、ブランドイメージにつながるかもしれないと考えたのかもしれない。選手が田んぼラグビーの試合をどれだけ好きになるかは想定していなかっただろう。 全国有数の米どころの千葉県に本拠地を構えるクボタスピアーズのロック、新関世志輝選手は、これまでにトーナメントに4度出場した。田んぼラグビー発祥の地の福知山市でもプレーしたことがある。新関選手のチームは、出場試合の約半分で勝利を収めたという。 ...

【美土路の見どころ】 変わってきた日本人の「代表選手」観 国籍より大事なもの

【美土路の見どころ】 変わってきた日本人の「代表選手」観 国籍より大事なもの

  ラグビーワールドカップ(W杯)の代表チームは、国外出身選手も活躍している点で特徴的だ。違和感が支配的だった日本では、自国チームの躍進をきっかけに、人々の見方が変わってきている。 W杯日本大会で史上初の決勝トーナメント進出を果たした日本代表が、菊池寛賞を追加受賞することになった。 日本文学振興会は「今年日本で開かれたラグビーワールドカップにおいて、史上初の決勝トーナメント進出を果たす。様々な国から来た選手たちが『ONE TEAM』となり強豪国を破る姿は、日本中に勇気を与えた」と説明。 ついこの前まで、「ラグビー日本代表はガイジンばかり」と揶揄されていたのとは隔世の感がある授賞理由だ。 3年住めば代表資格 国籍はラグビーの代表選手資格の必須要件ではない。国際統括団体のワールドラグビーが定める代表選手資格の規定は、「その国・地域生まれ」、「両親か祖父母の1人がその国・地域生まれ」、「3年以上継続してその国・地域に居住」のいずれかを満たせば良いというユニークな内容だ。 ラグビーは英国発祥で英連邦諸国を中心に発展してきた。連邦内で人が移動する中、ニュージーランド、オーストラリアなど移住先でもプレーすることで競技が広がり、移住者が現地の代表として試合に出場できるようにするために、こうしたルールが定められたと言われている。 だから、国外出身選手がいるのは日本だけではない。日本戦に先発したアイルランドのナンバー8、CJ・スタンダーは南アフリカ出身で南アのU18、U20代表の経験があり、スコットランドは他国・地域生まれながら祖父母の世代の出生地で代表資格を得た選手が7人もいる。 イングランドのCTBマヌ・トゥイランギ(ボールを持った選手)はサモア生まれだ躍進で見方に変化 「ラグビー日本代表はガイジンばかり」という口さがない批判に対して、ラグビーライターやラグビージャーナリストは規定や歴史的経緯などを説明して反論してきた。 しかし、その反論は長く社会にまったく受け入れられなかった。当然だろう。ラグビー界という狭い村の中の理屈を外の社会にいくら主張しても、理解を得られるわけがなかった。 日本代表を見る社会の目が大きく変わるきっかけが、2015年W杯での躍進だった。 「勝てば官軍」の要素に加えて、報道量が激増したことで、各選手の人となりが広く知られるようになった。それまでは片仮名の名前の「ガイジン」の1人だった選手が、例えば、大阪をこよなく愛して関西弁を使いこなすトンプソンルークという1人の人間として知られるようになったことで、外国出身選手への理解や共感が大きく広がった。 今大会は国内開催とあって、大会前から選手の人物像に迫る、さらに膨大な量のニュースが流れた。私の古巣の朝日新聞も、英国の新聞のような技術や戦術の解説はほとんどなく、選手の人情話が中心だ。 ...

【ラグビーW杯】 8強まで勝ち進んだ日本、これから何が大事?

【ラグビーW杯】 8強まで勝ち進んだ日本、これから何が大事?

  パーティが終わって照明が戻ったときはいつもそうだが、20日夜の東京スタジアムの光景も、現実に引き戻されるような感じだった。 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会では、アイルランド、スコットランドをはじめ、1次リーグA組ではすべての相手を破ったブレイヴ・ブラッサムズ(日本代表)だったが、ついに昨夜、南アフリカに徹底的にやられた。 日本は大きく前進した。しかし26-3というスコアは、世界レベルの真の競争相手になるにはまだ距離があることを示している。 初めて決勝トーナメントまで進んだ日本は、どうすれば今後の大会でも、実力国の固定席を確実にすることができるだろうか。 指導陣の問題 ニュージーランドと日本でプレーした経験をもつジョセフ監督は「日本代表のメンタル面を変えた」と言われる ニュージーランド、アイルランド、オーストラリア、ウェールズはすべて、このW杯の終了後に監督の退任が見込まれている。 後継者のプランがあるチームもあれば、ないチームもある。他のチームでも大きな動きがあるかもしれない。 日本の、鍛え上げられ団結したプレーぶりを考えれば、ジェイミー・ジョセフ監督と、右腕のトウニー・ブラウン、スコット・ハンセン両コーチは、他チームの空席を埋めるのに十分な資格を有していると言えるだろう。 ただ、チーム内から残留を望む熱烈な声が上がっている。 「このチームが変わったのはジェイミー・ジョセフのおかげだ。彼がチームを引っ張り、ラグビーを教えてくれた」とリーチ マイケル主将は話す。 センターの中村亮土は、「ジェイミーが監督になってメンタル面が変わった」と加える。 当のジョセフは、スプリングボックス(南アフリカ代表)戦で敗れた直後、この先について聞かれると、「それは言えない」と答えた。 日本ラグビー界の幹部がジョセフ残留を望むのは間違いない。だが、エディ・ジョウンズ(前日本代表監督)の時も同じだった。 ...

【ラグビーW杯】 ウェールズ、1点差の逆転勝利でベスト4 フランス破る

【ラグビーW杯】 ウェールズ、1点差の逆転勝利でベスト4 フランス破る

  ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は20日、大分スポーツ公園総合競技場(大分市)で準々決勝の第3試合があり、ヨーロッパ王者のウェールズ(世界3位)が終盤にフランス(同8位)を逆転し、20-19で激戦を制した。 この結果、ウェールズは準決勝に進出。この日の夜に開かれる準々決勝最終戦・日本対南アフリカの勝者と、27日に横浜で対決する。 1次リーグ負けなしのチーム同士の対決だった。ウェールズはD組を4戦全勝で1位突破し、フランスもC組を3勝1分け(台風の影響でイングランド戦は中止)で2位通過していた。 フランスが連続トライ 試合は序盤からフランスが躍動。立て続けにトライを挙げた。 前半5分、ゴール手前のマイボールのラインアウトから、フランスはモールで前進。その後、フォワード陣がウェールズのディフェンスに体をぶつけながらじりじりとゴールに迫り、LOセバスティアン・ヴァハマヒナがゴールに飛び込んだ。 序盤はフランスがトライを重ね、試合の主導権を握った さらに前半8分、パスを次々とつなぎ、最後はFLシャルル・オリボンがゴール中央にトライ。SOロマン・ヌタマックがコンバージョンキックを決め、12-0にリードを広げた。 ウェールズが反撃 一方、ウェールズは前半11分から反撃に出た。 フランスの主将ギレム・ギラドがウェールズの激しいタックルに思わずボールをこぼすと、ウェールズのFLアーロン・ウェインライトが拾い上げ、そのままゴール中央まで独走。 ...

【ラグビーW杯】 イングランド、ベスト4に一番乗り オーストラリアを大差で下す

【ラグビーW杯】 イングランド、ベスト4に一番乗り オーストラリアを大差で下す

  ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は19日、決勝トーナメントが始まり、大分スポーツ公園総合競技場(大分市)であった準々決勝の第1試合ではイングランド(世界3位)が40-16でオーストラリア(同6位)を下し、ベスト4に一番乗りを決めた。 前回大会で1次リーグ敗退の屈辱を味わったイングランドにとっては、3大会ぶりの準決勝進出。 26日に横浜で開かれる準決勝で、大会3連覇を狙う世界王者ニュージーランドと対戦する。ニュージーランドはこの日、準々決勝の2試合目でアイルランドを破って4強入りした。 イングランドは3勝無敗(1試合は雨天引き分け)で1次リーグC組を1位突破。一方、オーストラリアは、D組を3勝1敗で2位通過していた。 イングランドは1次リーグ最終戦が台風の影響で中止となり、5日以来2週間ぶりの試合だった。たっぷりと休養を取った一方、すぐに本来の動きを発揮できるのか不安視する声もあったが、無用の心配だった。 トライですぐ逆転 先制点はオーストラリアが挙げた。 前半11分、イングランドが危険なハイタックルの反則を犯すと、オーストラリアのSOクリスチャン・リアリーファノがペナルティゴール決めた。 しかし、イングランドの反撃は早かった。 前半17分、イングランドは右サイドから左サイドへと大きくパスをつなぎ、最後はWTBジョニー・メイが左サイドに飛びこんで逆転。SOオウエン・ファレルがコンバージョンキックを決めた。 その3分後、メイが再びトライを決める。オーストラリアのパスをインターセプトしたCTBヘンリー・スレイドが駆け上がり、前方にゴロのキックを蹴り出した。それをメイがつかみ、またも左サイドに滑り込んだ。 コンバージョンキックも決まり、イングランドは14-3とリードを広げた。この日、キッカーのファレルは抜群の安定性を見せた。 トライ狙わず確実に得点 前半25分、イングランドは自陣ゴールから10メートル足らずの場所で反則を犯す。オーストラリアはこの好機に、迷わずペナルティキックを選択。トライに固執せず着実に点差を詰める、決勝トーナメントらしい戦術をとった。 これをリアリーファノが確実に決め、6-14に点差を縮めた。 イングランドは前半29分、ファレルが相手反則から約30メートルのペナルティゴールを成功させた。 しかし前半終了間際、オーストラリアのリアリーファノもペナルティゴールを決め返し、9-17の8点差でハーフタイムを迎えた。 猛追を予感させたが 1次リーグの試合では後半に得点を集中させ、スロースターターぶりを見せたオーストラリアは、この日も後半、猛追を予感させる見事な動きから再始動した。 ...

【ラグビーW杯】 ウェールズがD組を1位突破 ウルグアイ下し全勝

【ラグビーW杯】 ウェールズがD組を1位突破 ウルグアイ下し全勝

  ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は13日、熊本県民総合運動公園陸上競技場で1次リーグD組の試合があり、控え選手主体のウェールズ(世界2位)が後半にウルグアイ(同18位)を突き放してボーナス点も獲得、35-13で勝利しD組1位を確定した。 ウェールズは1987年に開かれた第1回大会以来の1次リーグ全勝となった。準々決勝でフランスと対戦する。 ウェールズは前半、ハンドリングエラーが多く、PRニッキー・スミスのトライ(ゴール成功)のみに終わって7-6で折り返した。後半は8分のWTBジョシュ・アダムズの今大会5つ目のトライと25分のペナルティートライで差を広げた。 後半に交代出場したトモス・ウィリアムズとギャレス・デイヴィスがそれぞれ33分と終了間際にトライを加え、4トライ以上に与えられるボーナス点を獲得した。 ウェールズは後半、交代出場したギャレス・デイヴィス(右)がトライを決めた逸機の連続 試合内容自体はウェールズが望んでいたものとはほど遠かった。 この試合がフィジーとの激戦の4日後だったため、ウェーレン・ガトランド監督は大幅にメンバーを変更。フィジー戦で負傷したSOダン・ビガーやCTBジョナサン・デイヴィス、WTBジョージ・ジョースらを休ませるなど、前試合から13人を入れ替えて臨んだ。 しかし、どの選手が先発しようと、初戦でフィジーを破る番狂わせを起こしたウルグアイがいかに良いチームであろうと、ウェールズは「ロス・テロス」(ウルグアイ代表チームの愛称)に快勝することを期待されていた。 シックス・ネイションズ(欧州6カ国対抗戦)の王者ウェールズは立ち上がりから攻め続けた。フォワードもバックスもパスをつないで、ボールが大きく動くラグビーを試みた。しかし、その志とは裏腹に、最後の詰めが甘かった。 トライ3つ認められず いくつものハンドリングエラーがあった。NO8アーロン・ウェインライトはトライ目前にボールをこぼし、WTBハラム・エイモスのトライは直前のCTBハドリー・パークスのスローフォワードで取り消された。 多くのノックオンや落球が続く中で、ウェールズはスミスのテストマッチ(代表戦)初トライでなんとか先制した。 7-6で折り返したウェールズは、後半もミスが続いた。エイモスの3つのトライは認められず、うち2つはスローフォワードで、残り1つは落球だった。これがミスのあまりの多さを如実に物語っている。 ウェールズにとって幸運だったのは、後半に4トライを挙げてボーナス点を獲得し、ミスの多さが問題にならなかったことだ。ウェールズはこうして、ほとんどの人が記憶に残すこともないだろう勝利を挙げた。 「世界を驚かせる」 ...

【ラグビーW杯】 「日本は歴史的瞬間に値する」 W杯優勝したBBCコラムニスト

【ラグビーW杯】 「日本は歴史的瞬間に値する」 W杯優勝したBBCコラムニスト

  スコットランドを破ってベスト8入りした日本は「誰も対戦したくないチーム」――。ラグビーの元イングランド代表で、2003年のワールドカップ(W杯)優勝時にスクラムハーフとして活躍したマット・ドーソンはそう語った。 W杯で日本が初めて準々決勝に進出したのは、世界のラグビーにとって大きな前進だ。私たちはこの歴史的な瞬間を前向きに受け止めるべきだ。 ブレイヴ・ブラッサムズ(日本代表)が日曜日、横浜でスコットランドに28-21で勝利した試合は空前の一戦だった。 彼らは闘志あふれるプレーをし、驚異的な正確さで素早くボールを回し、その能力を見せつけた。 前半の日本のトライを止められたチームは、ほとんど存在しないだろう。 日本が大会を制覇するとは思わない。だが、どのチームも日本とは対戦したくないだろう。 開催国の日本が1次リーグを突破したことは、関わったすべての人のことを思うと、本当に喜ばしい。単にチームや選手だけではなく、日本のすべての人にとって素晴らしいことだ。 ワールドラグビー(国際統括団体)にとっても喜ばしいことだと思う。この日の試合開催を、台風ハギビス(19号)の通過まで待って判断したのは適切だった。 大会は極めて多くの観客を引き寄せており、日本は見事な開催ぶりを見せている。今大会の盛り上がりはW杯史上最高とまでは言えないかもしれないが、トップクラスであることは疑いない。 文句言わず、釜石の復旧を支援 スコットランド戦で勝利する中で、選手たちがいくらか感情的になっていたとしても驚きではない。彼らは一人ひとり、今週の大量のメディア報道に触れ、おそらく傷ついていた。 この大会は、試合が中止となった大会として人々の記憶に刻まれるのではないか。人々の関心は突然、そこに集まった。 発生したことの深刻さを軽く見ようとしていた人がいたのは信じられないことだった。自然災害によって不幸にも人々が死傷したのは現実だ。それはどんなスポーツや試合よりも優先されることだ。 これはラグビーというゲームだ。自分で中止という事態を乗り越え、大事なことに集中しなくてはならない。 カナダ対ナミビアの試合は日曜朝、安全面への懸念を理由に中止された。だが選手たちは、泣き言や文句を並べ立てることはしなかった。 彼らがしたのは、試合が予定されていた釜石の復旧作業の手伝いだった。 https://twitter.com/rugbyworldcup/status/1183271879529750529 スポーツ界ではときどき、巨大な商業主義がからむため、人々はやや先を急ぎがちになる。 感銘与えたピッチ内外の姿勢 ...

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アーセナルで信頼回復目指す前主将。ファンの反応には不満も「このチームにふさわしいことを証明したい」

  アーセナルのMFグラニト・ジャカは、再びアーセナルで輝きたいと考えている。スイス『ブリック』に対する発言を英『スカイ・スポーツ』などが伝えた。 ジャカは先月27日に行われたクリスタル・パレス戦での態度が問題になった。交代を命じられてホームのファンからブーイングを浴びた同選手は、暴言を吐くなどしてサポーターに挑発的な態度を取っている。これにより、キャプテンマークを失い、ここ4試合は出番も与えられていない。冬の移籍市場で放出される話も出ている。 しかし、ジャカはアーセナルで「再びプレーする準備はできている」と語った。 ジャカは「第4審判が僕の背番号を掲げたときに自分たちのファンが大喜びして、すごく動揺した。すごく怒ったんだ」と、当時の心境を振り返っている。そして、自身に対するファンの反応は「異常であり過剰だった」と非難した。それでも「チームメートの何人かが僕のところに来てくれたのはうれしかった。彼らは僕が落ち込まないようにと励ましたんだ」とジャカは述べている。 さらに同選手は、「サッカーとキャプテンシーの話題だ。それはロンドンの多くの人にとって大きなことだと分かっている。僕はここに来てからずっと、自分のクラブに100%尽くしてきたし、選手としての自分の役割を全うしてきた。この偉大なクラブでプレーすることを誇りに思っている」とコメント。「前向きな姿勢を保って、自分がこの素晴らしいチームの一員にふさわしいことを証明していきたい」と語っている。 アーセナルは公式戦で5試合勝利がない非常事態。一度は信頼を失った前主将が救世主になることはあり得るのだろうか。

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