「ベバリーがやることは全部分かってる」ハーデンが47得点の爆発でクリッパーズを撃破
ウィザーズで復活を期すアイザイア・トーマス「僕ならまたオールスターになれる」
【NBA】八村塁をNBA公式サイトが特集 同僚エースは精神力を絶賛「彼は落ち込んだりしない」
八村の積極姿勢を指揮官も評価「競い合った姿を気に入っている」
琉球ゴールデンキングスが198センチのPFを獲得、負傷のスコットはインジュアリーリストへ
アーセナルで信頼回復目指す前主将。ファンの反応には不満も「このチームにふさわしいことを証明したい」
アーセナルOBヴィエラ、主将剥奪のジャカを擁護「彼を気の毒に思う」
オーストラリアの森林火災、シドニー郊外まで火の手迫る
中日・加藤代表 保留の祖父江とは継続的な登板数で「考え方に差」 44試合に登板もダウン提示か
メッシ&スアレスの“世紀のトリックPK”。友情と遊び心が極上の連係へと昇華
選手と実業家の顔を併せ持つピケ「時間が足りず4~5時間しか寝ていない」

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「ベバリーがやることは全部分かってる」ハーデンが47得点の爆発でクリッパーズを撃破

  今季だけで早くも5度目の40得点以上、クリッパーズをほぼ独力でねじ伏せる 11月14日(現地時間13日)。ヒューストン・ロケッツはホームのトヨタ・センターでロサンゼルス・クリッパーズと一戦を交えた。 ロケッツは第1クォーターを終えて31-15と16点のリードを奪うと、クリッパーズの追い上げに遭う中、約44分もの間リードを保持して102-93で制し、今季8勝目(3敗)を手にした。 この試合、ラッセル・ウェストブルックがファウルトラブルで29分36秒のプレータイムに終わり、ショットが不調だったこともあり、17得点2リバウンド2アシスト、PJ・タッカーも6得点3リバウンド2スティールに終わる中、カペラが3試合連続となる20リバウンドに加えて12得点2ブロックをマーク。 そして大黒柱のジェームズ・ハーデンが第4クォーターだけで17得点を記録する猛攻でクリッパーズをねじ伏せ、ゲームハイの47得点に6リバウンド7アシスト3スティール。ハーデンは複数のディープスリーを含む計7本の長距離砲、17投中16本のフリースローを決めるパフォーマンスで5連勝へと導き、ロケッツはウェスタン・カンファレンス2位の8勝3敗と好位置をキープしている。  中でもハーデンは11試合を終えて早くも5度目の40得点以上を記録。平均38.2得点と、圧巻のスコアリングショーでリーグトップを独走中。ハーデンは開幕11試合を終えて計420得点。『StatMuse』によると、開幕11試合を終えてこの数字を上回った選手は、NBA史上で見てもウィルト・チェンバレン(元フィラデルフィア・ウォリアーズほか/2度)のみ。今季も歴史的なパフォーマンスを見せていると言っていいだろう。 クリッパーズ戦では元チームメートでタフなディフェンスに定評があるパトリック・ベバリー、モーリス・ハークレスらがディフェンスについたものの、抜群のシュートタッチでステップバックスリーを放り込み、隙さえあればペイントエリアからレイアップやフローター、カペラへのアリウープを演出するなど驚異的なプレーの数々でクリッパーズを圧倒。 元チームメートのベバリーについては「彼と競い合うのはいつだって最高さ。俺たちはパットがやることは全部分かってるしね。彼はすばらしい選手で、相手の頭の中に入り込もうとするんだ。もし入り込まれてしまうと、身体の中にも入り込んでしまうから、害虫みたいになるのさ」と地元メディア『The Houston Chronicle』へ振り返っていたハーデン。ベバリーがメインでマッチアップしていたシーンでは、フィールドゴール6投中成功ゼロだったものの、スイッチなどでマッチアップを変更して対応していた。 「俺たちが好調な要因」としてディフェンスを挙げるハーデン  カワイ・レナードに26得点12リバウンド7アシスト、ルー・ウィリアムズには20得点7リバウンド4アシスト、ジャマイカル・グリーンに14得点14リバウンド2スティールを許したものの、ロケッツはクリッパーズのフィールドゴール成功率を38.8パーセント、3ポイント成功率も30.3パーセントに抑え込む好ディフェンスを見せたことも見逃せない。 ロケッツもフィールドゴール成功率38.4パーセント、3ポイント成功率33.3パーセントとショットは不調だったものの、クリッパーズのフリースロー試投数(14本)の約2倍となる27本のフリースローを獲得し、そのうち22本(成功率81.5パーセント)を決め切り、勝利を手にした。 「ここ5、6試合で、俺たちは相手チームを100点未満、あるいはそれに近い失点に抑え込んでいる。それこそ俺たちが好調な要因なんだ」とハーデンが語っているように、ロケッツはディフェンスも機能し始めており、多くの勝利を呼び込んでいる。 絶好調ハーデン率いるロケッツは、今後もリーグトップ争いを繰り広げることになりそうだ。

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【NBA】八村塁をNBA公式サイトが特集 同僚エースは精神力を絶賛「彼は落ち込んだりしない」

   米プロバスケットボール(NBA)で開幕から全試合にスタメン出場し、活躍を見せているウィザーズの八村塁。NBAは公式サイトで“八村特集”を組み、指揮官、同僚から高い評価を受けていることを伝えている。 【動画】これがNBA初アリウープの瞬間! ワシントン熱狂、実況も「コンニチハ~」と絶叫…八村が決めた超絶ダンクの実際のシーン  ルーキーながら、日ごとに存在感を増している八村。その活躍はNBA公式サイトでも取り上げられた。12日に更新された記事で、開幕から活躍を続けるウィザーズの1巡目指名の躍動をレポート。「ハチムラはキャリアのスタートで落ち着きと(将来への)約束をキャリアのスタートで見せた」と見出しを打った。  その中でチームを指揮するヘッドコーチ(HC)と同僚のコメントを紹介している。「ルイは正にNBAそのものだ」と語ったのは、スコット・ブルックスHCだ。「努力を重ね、成功を夢見てチャンスを掴む。彼のスキルセットがあれば、絶対に伸びる」と伸びしろがあると断言した。  一方で、指揮官は「ルイは今までコーチした中でも最高のメンバーたちといる。仲間たちからの信頼もあり対戦相手からも一目置かれている」という。その言葉を裏付けるように、エースのブラッドリー・ビールも語る。8日(日本時間9日)のキャバリアーズ戦を振り返って「彼は非常に安定している」と述べた上で、メンタル面の強さを称えた。 「彼は感情が高ぶったり、落ち込んだりしない。それは誰にでもわかることだ。1年目の選手にしてはどっしりと構えている。彼の成長が見られて素晴らしいよ」。八村はキャバリアーズ戦で21得点をマーク。NBA初の無得点に終わった前節から中1日で一変した動きを見せ、その修正能力が高い評価を受けていた。  続く13日(同14日)の敵地セルティックス戦でも21得点を挙げ、自身初の2戦連続20得点超えを達成した八村。非凡な能力は、猛者が集うNBAにおいても確かに認められている。

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琉球ゴールデンキングスが198センチのPFを獲得、負傷のスコットはインジュアリーリストへ

  琉球ゴールデンキングスは11月15日、右膝蓋腱術後再断裂したジョシュ・スコットをインジュアリーリストに登録。新たにユージーン・フェルプスとの契約合意を発表した。 29歳のフェルプスは198センチ111キロのパワーフォワード。2012年にロングビーチ州立大学を卒業後、メキシコリーグでキャリアをスタートさせた。その後、プエルトリコ、ドミニカ共和国、フィリピン、台湾、韓国でプレー。今年開催されたウィリアム・ジョーンズ杯ではフィリピン代表チームの一員として出場し、優勝を果たした。 フェルプスはクラブ公式HPをとおして「この美しい沖縄で暮らし琉球ゴールデンキングスでプレーすることを喜びを感じます。まだ合流して短い期間ですが、このチームは選手、コーチ、トレーナーのみんなが良い関係であることも感じ取れますし、このチームでプレーできることを嬉しく思います。スコット選手がいないことを補うのは大きな仕事ですが、自分の持っている全てを出しきってチームに還元できるよう、またチームが勝ち続けられるよう一生懸命プレーします」とコメントした。

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アーセナルで信頼回復目指す前主将。ファンの反応には不満も「このチームにふさわしいことを証明したい」

  アーセナルのMFグラニト・ジャカは、再びアーセナルで輝きたいと考えている。スイス『ブリック』に対する発言を英『スカイ・スポーツ』などが伝えた。 ジャカは先月27日に行われたクリスタル・パレス戦での態度が問題になった。交代を命じられてホームのファンからブーイングを浴びた同選手は、暴言を吐くなどしてサポーターに挑発的な態度を取っている。これにより、キャプテンマークを失い、ここ4試合は出番も与えられていない。冬の移籍市場で放出される話も出ている。 しかし、ジャカはアーセナルで「再びプレーする準備はできている」と語った。 ジャカは「第4審判が僕の背番号を掲げたときに自分たちのファンが大喜びして、すごく動揺した。すごく怒ったんだ」と、当時の心境を振り返っている。そして、自身に対するファンの反応は「異常であり過剰だった」と非難した。それでも「チームメートの何人かが僕のところに来てくれたのはうれしかった。彼らは僕が落ち込まないようにと励ましたんだ」とジャカは述べている。 さらに同選手は、「サッカーとキャプテンシーの話題だ。それはロンドンの多くの人にとって大きなことだと分かっている。僕はここに来てからずっと、自分のクラブに100%尽くしてきたし、選手としての自分の役割を全うしてきた。この偉大なクラブでプレーすることを誇りに思っている」とコメント。「前向きな姿勢を保って、自分がこの素晴らしいチームの一員にふさわしいことを証明していきたい」と語っている。 アーセナルは公式戦で5試合勝利がない非常事態。一度は信頼を失った前主将が救世主になることはあり得るのだろうか。

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アーセナルOBヴィエラ、主将剥奪のジャカを擁護「彼を気の毒に思う」

  現在ニースのヘッドコーチを務めている元フランス代表パトリック・ヴィエラが、アーセナルに所属するスイス代表MFグラニト・ジャカについて言及した。12日付けで、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。 ジャカは、先月27日に行われたプレミアリーグ第10節クリスタル・パレス戦で一部のファンと口論となり、キャプテンを剥奪された。アーセナルのウナイ・エメリ監督は同選手の起用に否定的だが、かつて同チームのキャプテンとしても活躍していたヴィエラは、27歳のスイス代表MFに同情的な姿勢を示した。 「彼はキャプテンであり、アーセナルで困難な時期を経験してきたはずだ。それは多くの尊敬に値する。だから、私は彼を気の毒に思う。選手は人間であり、期待通りのパフォーマンスができないと感情的になってしまうこともあるんだ。ただ、彼は良い選手で強い男だから、この状況を乗り切ってくれると信じているよ」 またヴィエラは、直近5試合で勝利を掴めていない同チームに対して「私にとっては、本当に困難な時期を迎えているのはクラブだと思うね。まずサポーターは落ち着いて、首脳陣に問題を解決する時間を与えることが重要だ」とコメントを残している。

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オーストラリアの森林火災、シドニー郊外まで火の手迫る

  オーストラリア南東部ニューサウスウェールズ州で森林火災が続き、12日にはシドニー郊外にまで火の手が迫った。オーストラリア当局が発表した。 約600万人が暮らすニューサウスウェールズ州では各地で火災が継続。600以上もの学校が閉鎖されている。 この日の気温は35度、風の強さは時速80キロに達した。 「終息はほど遠い」 州内の森林火災の数は、約100カ所から約300カ所にまで拡大したと、地元メディアは報じている。 12日に新たな死者は報告されなかったが、消防は同州が直面している危険の終息にはほど遠いと警告した。 消防によると、12日に損壊あるいは全焼した住宅は50棟に上るとみられる。 1000キロにわたって延焼 消防士3000人が、同州北部沿岸で約1000キロにわたる森林火災の消火活動にあたっている。他の州やニュージーランド、オーストラリア国防軍も応援に入っているという。 当局によると、複数カ所で、それぞれ「10万ヘクタール以上」延焼しているという。 12日、富裕層が暮らすシドニー北部サウス・ターマラの一部にも火の手が及んだ 火の手がシドニー中心部から15キロ以内に到達したため、消防は航空機を使って赤色の難燃剤を散布した。 散布地域は、マッコーリー大学から、富裕層が暮らすシドニー北部サウス・ターマラにあるシドニー・アドヴェンティスト病院までの範囲。 当局によると、消防士1人が腕を骨折した。肋骨を骨折した可能性もあるという。 12日、延焼を防ぐため森林や住宅地の上空から赤色の難燃剤を散布したプールの水で消火 火の手が迫るサウス・ターマラの住民の一部は、プールの水を使っての消火を強いられた。 シェーン・フィッツシモンズ消防署長は、「鎮火への道のりは本当に長い。次にまた悪天候に見舞われる前に、すべての火災に対応できないのは間違いない」との見方を示した。 また、「残念ながら、意味のある一時的救済は存在しない。雨は降らず、今後数日から数週間は温かく乾燥した状態が続くだろう」と述べた。 最も危険な森林火災...

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中日・加藤代表 保留の祖父江とは継続的な登板数で「考え方に差」 44試合に登板もダウン提示か

  中日の加藤宏幸球団代表は12日、契約更改交渉後に報道陣の取材に応じ、チーム初の保留となった祖父江との交渉過程について説明した。 加藤代表は「考え方に差があった」とし「彼はここ3年ぐらいの継続的な登板数を評価して欲しいということ」と祖父江の意見を明かした。 その上で球団として「評価はするが、反映ポイントにない。それ(継続的な登板数)を評価して欲しいなら、早くFAを取ってくださいというのうがこちらの主張」とした。 祖父江は18年に51試合に登板も、オフの契約更改では年俸は現状維持の2900万円。今季も44試合に登板したが、加藤代表が「マイナス」と話したように今季年俸2900万円からダウン提示を受けたとみられる。 加藤代表は「考え方が堂々巡りになるので、こちらから打ち切った」と保留は球団側からの提案だったとし「球団として考え方を変えるつもりはない」と話した。

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メッシ&スアレスの“世紀のトリックPK”。友情と遊び心が極上の連係へと昇華

  2016年2月14日、PKの常識が再び覆された。リーガエスパニョーラ第24節でセルタと対戦したバルセロナは、驚きのプレーで世界中を魅了している。 3-1でバルセロナがリードして迎えた終盤、バルセロナはPKを獲得。もちろん、キッカーはリオネル・メッシ。いつもどおりの助走から左足を振り抜くかと思いきや、ちょこんとボールを右に出す。相手もスタンドも一瞬何が起きたのか戸惑う中、このボールにルイス・スアレスとネイマールが飛び込み、前者がゴール。スアレスはこれでハットトリックを達成し、チームは最終的に6-1で勝利を収めた。 PKでのアシストというのは、これが初めてではない。当時の指揮官であるルイス・エンリケは、「クライフのゴールはみんなが覚えている」と試合後にコメント。1982年にアヤックスでヨハン・クライフ氏が決めたゴールを思い起こした。「好き嫌いは分かれるだろうが、選手とファンは自分たちのサッカーを楽しもうとしている」と話している。 2005年には、アーセナルで同様のトリックPKが試された。ロベール・ピレスが出したボールにティエリ・アンリが走り込む形だったが、ピレスのタッチが薄すぎたためボールが転がらず、このときは成功していない。 ラ・リーガ公式ツイッターは、セルタ戦のトリックPKを紹介。驚きのゴールはもちろん、バルセロナの雰囲気の良さも伝わってくる名場面だ。

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選手と実業家の顔を併せ持つピケ「時間が足りず4~5時間しか寝ていない」

  実業家としての顔も併せ持つバルセロナDFジェラール・ピケは、超多忙な生活によって睡眠時間を削りながら生活しているようだ。 テニスの国別対抗戦デビスカップの運営を請け負う投資会社コスモスの最高経営責任者を務め、さらにはアンドラのフットボールクラブのオーナーでもあるなど、スポーツ選手の概念を打ち破る活動を続けるピケ。そんな同選手は『エル・パイス』とのインタビューで、睡眠時間を十分に確保できていない現状を告白している。 「4~5時間しか寝られていない。すべてに対して時間が足りないんだよ」 「クラブは事情を理解しているし、問題は存在していない。僕は自由な時間に、自分の好きなことをしているんだから」 コスモスはデビスカップの大会形式を短期・集中開催に切り替えることで、大きな物議を醸した。ピケはその考えを、最初に父親のジョアン・ピケ氏に伝えたようだが、それは大きな驚きでもって受け止められたようだ。 「僕は彼に言ったんだ。『もし、ほかがトライして失敗したとして、なぜ自分が成功できないというんだ?』ってね。彼は驚いていたが、でもいつも僕のことを支持してくれる」 その過激にも思える言動によって、スペインのほぼすべてのスタジアムで喝采を浴びた現ヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタとは違い、ブーイングを受けることも多いピケだが、そうした批判は気に留めていないという。 「良い感じだよ。僕は刺激を必要としている。ときにはモチベーションが必要で、アウェーで勝利したときにはより多くの指笛を受けるんだ。自分がいつ騒動を起こすべきか、そのタイミングは分かっているし、そうすることが好きなんだ。それも見世物の一部だと思っている」

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「失敗」に終わった2019年ヤンキース。今オフはゲリット・コールを獲得して再び世界一を狙う?

  ヤンキースのクラブハウスには、極めて重苦しい空気が漂っていた。メディアの立ち入りが許された後も、アーロン・ブーン監督は涙を浮かべて選手たちに声をかけ、多くの選手が名残惜しそうにハグを交わしている。 10月19日、ヒューストンで行われたア・リーグ優勝決定シリーズ(ALCS)第6戦で、アストロズにサヨナラ負けを喫した直後のことだ。 終戦直後のロッカールームは常に物悲しいものだが、この日の喪失感は格別だった。成功への期待が大きいほど、敗れた時の悔恨も大きい。シーズン中に103勝を挙げたヤンキースのメンバーは、それだけ自分たちの実力に自信を持ち、今季こそ世界一奪還のチャンスがあると信じていたということだろう。 「今季は失敗だよ。地区優勝して、ワールドシリーズに勝つのが目標だった。シーズン中に何勝しようと、今季は失敗だ」。デレク・ジーターから非公式スポークスマンの役目を受け継いだアーロン・ジャッジは戦いを終えて静かにそう述べた。“ヘビー級の対決”と称されたアメリカン・リーグの最強決戦。その戦いに敗れ、10年ぶりのワールドシリーズ進出は叶わなかったのだから、主砲の落胆も理解できる。 もっとも、今シリーズを改めて振り返ると、第6戦も最後まで接戦を繰り広げた後でも、最終的にはアストロズが総合力で明らかに上回ったという印象が残っているのも事実ではある。 「私たちも彼らと同等の力を持っていると感じている。残念ながらスポーツとは敗者に残酷になるものだ」。ブーン監督はそう語ったものの、同意するファンや関係者は少なかったのではないか。アストロズはジャスティン・バーランダー、ゲリット・コール、ザック・グレインキーという最高級の先発投手陣を抱えている。そして打線も、ジョージ・スプリンガー、ホゼ・アルトゥーベ、アレックス・ブレグマン、カルロス・コレアを軸に、他チーム垂涎のコアメンバーを揃えている。 これらの主軸が今シリーズでも随所に力を発揮したのに加え、ほぼ唯一の弱点とされたブルペン陣も、AJ・ヒンチ監督が上手にやりくりした。加えて走塁、守備でもヤンキースより明らかに上で、特に勝負を決めた第6戦では象徴的な2つのビッグプレーが飛び出した。 6回表1死一、二塁の場面で、ブレット・ガードナーの放ったライナーを右翼のジョシュ・レディックがダイビングキャッチ。続く7回も、1死一塁から、アーロン・ヒックスの小飛球を左翼手のマイケル・ブラントリーがスーパーキャッチ。飛び出したジャッジも必死で戻るが、ブラントリーは見事なスローイングを見せてダブルプレーを完成させた。 こういった重要な場面で流れを左右するプレーが飛び出すのは、偶然ではなく、おそらくは底力の証明。2010年代後半のア・リーグはアストロズの強さが目立ち、そして今年も例外ではなかった。これでヤンキースは2015年のワイルドカード・ゲームも含め、過去5年のポストシーズンで3度もこのチームの前に敗れ去ってきたことになる。 ここで付け加えておくと、ジャッジ、グレイバー・トーレス、ルイス・セベリーノといった主力に支えられたヤンキースも、今年は十分に頂点が狙えるだけの戦力を持っていたように思える。ただ、投打ともに完璧に近かったアストロズと比較すると、わずかなほころびが目立ったということ。28度目の優勝を目指すなら、ジム・クレーン・オーナー、ジェフ・ルーノウGMに率いられたアストロズを倒せるだけのチーム作りを、目標にしていかなければいけない。 「フロント陣は僕たちを支え、チームを向上させる選手を見つけてくれている。2017年にジャスティン(・バーランダー)、去年はゲリット・コール、そして今年はザック(・グレインキー)を加えてくれた。彼らがやっていることは凄いよ」 アルトゥーベがそう述べていた通り、いずれもシーズン中のトレードで獲得された3人の先発投手がアストロズの根幹になっている。ヤンキースでは田中将大が今プレーオフでもエースに近い働きを見せたが、それでも現状、両チームの先発投手陣の力量にはやはり大きな差がある。  その部分をブルペンの力で補おうというヤンキースの方向性も理解でき、実際に今プレーオフでのチーム防御率2.87はワールドシリーズに進出したアストロズ、ナショナルズよりも優秀な数字だった。それでも、レギュラーシーズンの段階からリリーフ陣に大きな負担がかかり、それが後に響いた感は否めない。ALCSも終盤、ザック・ブリットンやトミー・ケインリーをはじめとしたリリーバーたちは、ガス欠気味だったことを口にした。 バーランダー、コールのような絶対的な大黒柱の存在は、さまざまな意味でチームにポジティブな影響を及ぼすもの。今シリーズでのバーランダーは第5戦で黒星を喫したが、それでも7回まで投げきったことで、第6戦の継投が容易になった。こうして2大エースのパワーを見せつけられた後で、ヤンキースはどう動くのだろうか。 最多勝&最多奪三振のタイトルを獲得して、評価と商品価値を大きく上げたコールは今オフ、FAマーケットに出る。29歳と年齢的にも今が旬の右腕を手に入れようと思えば、デビッド・プライスがレッドソックスから受け取った投手史上最高額(7年2億1700万ドル)を上回る大型契約が必要との報道もある。近年はコスト削減も視野に入れているヤンキースが、それだけの投資を行うかは微妙だろう。 生え抜きを中心とした若手の育成を重視するヤンキースの方向性は納得できるし、ベテランとの長期契約がリスキーなことは改めて述べるまでもない。ただ、その一方で、人選さえ誤らなければ、先発投手への投資が奏功することは近年のMLBの歴史が証明していることでもある。 ヤンキースが最後に世界一になったのは、08年オフのFA市場でCC・サバシアを7年1億6100万ドルで迎えたシーズンだった。そして、近年のプレーオフで一番の活躍を見せてきたのが、2013年オフに7年1億5500万ドルで獲得した田中だったことも忘れるべきではない。また、メジャー全体で見ても、過去に総額1億7500万ドル以上の契約を受け取った7投手(プライス、バーランダー、クレイトン・カーショウ/ドジャース、グレインキー、マックス・シャーザー/ナショナルズ、スティーブン・ストラスバーグ/ナショナルズ、フェリックス・フェルナンデス/マリナーズ)のうち、ヘルナンデス以外の6人はこの2年の間にワールドシリーズに進出している。だとすればーーー。 「今後も頂点を目指して挑み続ける。途中で多くの傷を負うことになっても、このチームのみんながやり遂げられると信じている」 敗戦直後でも必死に前を向いたブーン監督を、ヤンキースのフロントはどんな形でバックアップするのか。久々に“悪の帝国”らしく散財し、西海岸のチームへの移籍希望とささやかれるコールを“強奪”してみせるのか。それとも、また違ったやり方で戦力アップを目指すのか。 ヤンキースの敗退と同時に短い秋が終わり、ニューヨークには長く冷たい冬が到来する。誰もが今年のチームには大きな可能性を感じていただけに、志半ばでの敗戦の傷は深い。そんな失意の中で、ファン、関係者の心を再び熱くするべく、今後のヤンキースがどんな方向に進んでいくかに注目が集まっている。

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MotoGPバレンシア予選:初優勝目指すクアルタラロ、今季6回目のポール獲得

  MotoGP最終戦バレンシアGPの予選が行われ、ペトロナス・ヤマハSRTのファビオ・クアルタラロが今季6度目のポールポジションを獲得した。 MotoGPクラスの予選は気温16℃、路面温度23℃とFP3よりも暖かいコンディションで開始された。 Q2に進出する2枠を争う予選Q1が始まると、まずはアレックス・リンス(スズキ)が1分30秒971を記録してトップタイムとし、ヨハン・ザルコ(LCRホンダ)が2番手に続いた。 リンスはそのままアタックを続けると1分30秒743までタイムを更新し、トップを維持した。またポル・エスパルガロ(KTM)が、ザルコを上回る1分30秒951をマークして2番手に食い込んだ。 セッション後半はホルヘ・ロレンソ(レプソル・ホンダ)からコースイン。自己ベストを更新するものの、4番手タイムに留まった。 Q1残り2分を切る頃、ポル・エスパルガロがアタックをまとめ上げ、1分30秒543をマーク。トップタイムとした。  2番手となったリンスだが、負けじと自己ベストを更新し、1分30秒538と僅差ながらトップの位置を奪還した。 ザルコは最後までアタックを続けるが、タイムは伸びず3番手。Q1で予選を終えた。  引退を表明し今戦がラストレースとなるロレンソは、最終的に6番手。Q2進出はならず、最後の予選を終えた。 Q2:驚異の“ルーキー”クアルタラロが今季6度目のポール  ポールポジションを決する予選Q2が始まると、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)を筆頭にライダーがコースインしていった。なおマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、クアルタラロはタイミングをずらしてコースへ向かった。  モルビデリは最初のアタックで1分30秒994をマークするが、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)やマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)に次々とタイムを塗り替えられてしまった。  その後、ジャック・ミラー(プラマック)が1分30秒405を記録してトップに浮上。しかし遅めのコースインを選んだビニャーレスが1分30秒365と、オーダーが目まぐるしく入れ替わった。 また、マルケスがアタックを続けて1分30秒397をマークし、2番手タイムとした。 残り9分を切った頃、クアルタラロが1分30秒235を記録。トップをビニャーレスから奪い取った。 ライダーたちは一度ピットに戻り、残り6分を切ると再度コースイン。最後のアタックに向かった。 ここでは、マルケスが後方を走るミラーを気にする素振りを見せ、先を譲った。前に出たミラーは良いペースでアタックを続け、1分30秒086を記録してトップに浮上してみせた。 しかし直後にクアルタラロも1分30秒007と、それを僅差ながら上回り、トップの座がまたしても入れ替わった。 一度はアタックを中断したマルケスだが、その後再度アタックに入ると1分30秒010をマーク。1000分の3秒差で2番手に留まった。...

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