【ラグビーW杯】 オーストラリア、4トライでジョージア下す ボーナスP獲得 

  ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は11日、小笠山総合運動公園エコパスタジアム(静岡県袋井市)で1次リーグD組の試合があり、すでに決勝トーナメント進出を決めているオーストラリア(世界6位)が27-8でジョージア(同13位)を破った。 前回準優勝のオーストラリアは、準々決勝での対戦カードを少しでも有利にするため、ボーナスポイントを奪っての勝利を狙った。 一方、1次リーグ敗退が決まっていたジョージアにとっては、勝利すれば次回大会の出場権が確保できる重要な一戦だった。 ずば抜けた強さと速さ、そして攻撃力を誇るオーストラリアに、重量級のフォワードを擁するジョージアがいかに対抗するかに注目が集まった。 重量級の肉弾戦 序盤は、重量級のボクサーがぶつかりあうような展開になった。 オーストラリアは本来、キックを活用しながら、ボールを積極的に動かしていくプレースタイルを身上とする だがこの日は、短いパスをつなぎながら何度も縦方向に突破を試みるという、きわめてオーソドックスで古典的なスタイルで戦った。 一方、ジョージアは選手同士の間隔が広がらないように注意しながら、ディフェンスラインをしっかりキープ。突破されかかった際には、時にはダブルチーム(二人がかり)で強烈なタックルを見舞い、相手を止めた。 結果、プレーのテンポ自体は速くないにせよ、見応えのある肉弾戦が続いた。 20分過ぎに初得点 このような状況の中、前半14分過ぎから試合が動き始めた。 オースラリアは敵陣のゴールライン間際で得たラインアウトから、密集を作っては縦方向への突破を試みる攻撃を10回以上も繰り返した。 ジョージアはこれをしのぎ切ったが、オーストラリアは前半21分過ぎから、再び波状攻撃を仕掛けた。 最後はゴールライン間際のラックからボールを拾い上げたSHニック・ホワイトが、潜り込むようにしてゴール右に頭から飛び込み、初トライが生まれた。 SOマット・トゥームアはコンバージョンキックを成功させ、オーストラリアが7-0とリードした。 オーストラリアのNO8ナイサラニは危険なハイタックルをしたとしてイエローカードを受けた。同チームにとって今大会4つ目のイエローカードとなった 対するジョージアは前半27分、敵の22メートルライン内でカウンターに転じた際、オーストラリアのNO8イシ・ナイサラニからファウル(ハイタックル)を受けた。ペナルティゴールをFBソソ・マティアシビリが成功させ、3-7と追いすがった。 ジョージアは前半30分過ぎからも、自陣のゴールライン間際で体を張りながら、オーストラリアの波状攻撃を防ぎ、敵のシンビン(イエローカード)を誘った。 だがオーストラリアは前半37分、1人少ない状況でトゥームアがペナルティゴールを返し、10−3と再び7点差に拡げた。 時間とともにスピードアップ 雨でボールが滑る影響か、短いパスをつなぎながら縦方向に肉弾戦を試みる展開は、後半もしばらく続いた。 オーストラリアが押し気味にゲームを進める流れも、前半と同じだった。...

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【ラグビーW杯】 スコットランド、ロシアを圧倒しボーナス点 日本に詰め寄る 

  ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は9日、1次リーグA組の試合が小笠山総合運動公園エコパスタジアム(静岡県袋井市)であり、スコットランド(世界9位)が61-0の大差でロシア(同20位)を退けた。ボーナスポイントも獲得し、決勝トーナメント進出に望みをつないだ。 ここまで1勝1敗のスコットランドにとっては、1次リーグ突破のために負けられない試合だった。さらに、是が非でもボーナスポイントを収め、上位2チームとの差を縮める必要があった。 この勝利でスコットランドは、A組3位のままだが、1位日本と勝ち点で4点差、2位アイルランドとは1点差に詰め寄った。13日に8強入りをかけて日本と最終戦を戦う。 開始直後は互角だったが スコットランドは日本戦を4日後に控え、主力メンバーをいかに温存するかが課題だった。そのため、若手を軸に大幅にメンバーを入れかえた。 一方、ここまで3連敗のロシアは、これが1次リーグ最終戦。必勝を期して最終戦に望んだ。 試合はふたを開けると、開始10分頃までは比較的イーブンに進んだが、その後は一方的な展開になった。 スコットランドは前半13分、敵陣22メートルライン内、ゴール正面でのスクラムを起点に、右サイドへとパスを展開。SOアダム・ヘイスティングズは、パスを出すと見せかけて複数の相手をかわし、トライを奪った。 その4分後にはまたもヘイスティングズが、自分で蹴り出したボールを、敵のミスにも助けられグラウンディング(ボールの接地)に成功。この2本のトライとも、自らコンバージョンキックも決め、14−0とロシアを一気に引き離した。 インターセプトからトライ ロシアは、前回のアイルランド戦に比べれば、はるかにいいプレーを見せた。 フォワード陣が粘り強く縦方向へ進みながら、得意のライン攻撃でチャンスを狙う場面もあった。また、自陣深くまでキックで押し込まれながらも、懸命な守備で相手を押し戻していた。 ただ、前半22分の場面は、ロシアにとって大きな痛手となった。 ロシアは自陣ゴール手前のラインアウトから、左にパスを展開。キックのチャンスをうかがった。ところがSHジョージ・ホーンにインターセプトされ、そのままトライを奪われたのだ。 コンバージョンキックも決まり、スコアは21-0にまで開いて、ハーフタイムとなった。 ボーナスポイント獲得 後半はスコットランドが、層の厚さを見せつけた。鍵となったのは、機動力に勝る若きバックス陣だった。 まず後半4分、WTBダーシー・グレアムが、自陣22メートルライン付近でボールをキャッチ。そのままぐんぐん加速しながら相手を縫うようにかわし、敵陣22メートルラインを突破。最後はホーンがゴール左にトライを決めた。 これでスコットランドは、待望のボーナスポイントを獲得した。 スコットランドのSHホーンは3つのトライを挙げた。4つ目のトライも決めたかと思われたが、前方へのパスがあったとして認められなかった 後半10分には、敵陣22メートルライン付近でのモールで相手を押し込み、密集から抜け出したHOジョージ・ターナーがゴール右にトライ。 その5分後、右隅のインゴールに蹴り出されたボールを、WTBトミー・シーモアが抑えた。 そのさらに3分後には、左のタッチライン沿いでパスをつなぎながら、ホーンがゴール左隅にハットトリックのトライを決めた。...

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【ラグビーW杯】 ウェールズ、決勝トーナメント進出 フィジーに逆転勝ち

  ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は9日、1次リーグD組で2連勝のウェールズ(世界2位)と1勝2敗のフィジー(同11位)が大分スポーツ公園総合競技場で対戦、ウェールズが後半の連続トライで突き放し、29-17で勝って決勝トーナメント進出を決めた。 フィジーは1次リーグ敗退が決まった。 前半8分までに0-10とリードされたウェールズは、WTBジョシュ・アダムスのハットトリックで主導権を取り戻し、FBリアム・ウィリアムズのトライでボーナス点も獲得した。 フィジーはブロークンプレー(キック捕球やターンオーバー直後などの崩れた局面)で7人制のオリンピック金メダリストらしいパスとランプレーを発揮。さらにWTBジョシュア・トゥイソバらのパワフルな突進で、今年のシックス・ネイションズ(欧州6カ国対抗戦)優勝のウェールズを苦しめた。 後半13分に再度17-14と先行したが、細かいプレーの精度を欠き、番狂わせはならなかった。 兄弟で先発 両チームそれぞれ2選手がイエローカードを出され、テレビジョンマッチオフィシャル(TMO)のビデオ判定の結果、両チーム合わせて5つのトライが認められないという荒れた展開になった。 ウェールズはフランカーのジェイムズとCTBジョナサンのデイヴィス兄弟がそろって先発。ウェールズで兄弟が同時にW杯の試合に出場するのは、1987年大会のポールとリチャードのモリアティー兄弟、1999年のスコットとクレイグのクイネル兄弟に続いて3組目。 残念ながら家族の絆による以心伝心は働かず、開始直後、ジェイムズが兄のキックを追った際の反則で、フィジーはウェールズ陣で5メートルスクラムを得た。 フィジーはこのスクラムから、トゥイソバが前半3分にトライを先取。狭い右サイドでSHフランク・ロマニから直接ボールを受けたトゥイソバは、マークのアダムスのタックルを弾き飛ばし、インゴールに持ち込んだ。 見事なオフロードパスを見せるフィジーのLOレオネ・ナカラワフィジーが10点差つける 直後にウェールズのFLジョシュ・ナヴィディがインゴールにボールを持ち込んだかに思われたが、TMOの結果、その前にノックオンがあったため認められなかった。前半7分に今度はフィジーのロマニがインゴールに駆け込んだが、TMOでラストパスがスローフォワードとされ、こちらもトライは幻と消えた。 その1分後、フィジーは左サイドのラインアウトからの連続攻撃で右オープンに展開、ライン参加した左WTBセミ・ラドラドラから長いパスを受けたFBキニ・ムリムリバルが、ディフェンスを突き破ってトライした。 フィジーは2トライともコンバージョンキックが決まらなかったが、10−0とウェールズをリードした。 ウェールズのSOビガーは2試合で2回目となる頭部へのけがを負ったウェールズが反撃 前半17分、ウェールズの反撃が始まった。フィジーゴール前でSOダン・ビガーが右足で左オープンに蹴ったピンポイントのキックパスを、ジャンプしたアダムスが相手選手に競り勝って捕球してトライ。ビガーが左サイドからのコンバージョンゴールを決め、7-10と追い上げた。 アダムスは前半26分にも左コーナーに飛び込んだが、TMOでその前にタッチラインを踏んでいたとして認められず。しかし4分後、ウェールズはゴール目前のスクラムから左オープンに回し、アダムスが今度は文句なしにこの試合2トライ目を挙げて逆転した。 さらに、ビガーがタッチライン際からの難しいコンバージョンゴールを決めて14-10と差を広げた。 後半もフィジー先取...

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【ラグビーW杯】 南アフリカ、7大会連続でベスト8入り カナダに大勝

  ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は8日、1次リーグB組の試合が神戸市御崎公園球技場であり、南アフリカ(世界5位)が66-7でカナダ(同22位)に大勝し、7大会連続の決勝トーナメント進出を決めた。 これで南アフリカは1次リーグ4試合を3勝1敗で終え、勝ち点15とした。B組は2位ニュージーランドと3位イタリアが12日に、ベスト8入りをかけて直接対決する。南アフリカはその結果にかかわらず、B組で2位以内に入る。 一方、カナダは3連敗となり、1次リーグ敗退が決まった。 圧巻の攻撃力 試合前から南アフリカの圧勝を予想する声が大半を占めたが、結果はそのとおりになった。南アフリカは前半だけで7トライ、合計では10トライを奪う一方、カナダを1トライに抑えた。 キックオフの直後から、南アフリカは圧巻の攻撃力を発揮した。 試合開始早々、南アフリカは敵のゴールポストの目前まで迫り、フォワード陣が密集から縦方向への突破でトライを狙った。 カナダが必死のディフェンスで対応すると、右サイドへボールを回し、今度はバックス陣が攻撃を展開。タイミング良く走り込んできたSOエルトン・ヤンチースを経由して、CTBダミアン・デアレンデにパスが渡った。デアレンデはインゴールへ走り込み、開始2分で初のトライを奪った。 10分でハットトリック 南アフリカは続く前半5分にも、WTBスブシソ・ヌコシが相手を振り切りトライ。 するとここから、SHコブス・ライナックの独壇場が訪れた。 まず前半10分、ライナックは相手ディフェンスのギャップを突いて一気に抜け出し、ショートパントを相手の裏に蹴り出すと、自らボールを回収してインゴールの左にトライ。高いスプリント能力とテクニック、そしてセンスを見せつけた。 前半17分にもライナックが、ゴールライン間際で密集から出たボールをパスすると見せかけ、インゴールへ直接飛び込んだ。 さらに前半20分、またもライナックが今大会屈指の美しいコンビプレーを見せてトライ。わずか10分25秒でハットトリックを達成した。 レッドカードで14人に 南アフリカは、なおも攻撃の手を緩めず、ハーフタイムまでにさらに2つのトライを追加。前半だけで、5人の選手が計7つのトライをもたらした。 対象的にカナダは、苦境に追い込まれた。 前半30分過ぎには南アフリカのゴール寸前まで迫ったものの、交代出場したLOジョシュ・ラーセンが密集で危険なショルダーチャージを見舞い、レッドカードを受け退場。 以降、強豪相手に1人少ない状態で戦わざるを得なくなった。 カナダにとってはこれまでのW杯を通算して4つ目のレッドカード。他のどのチームよりも多い。 待望の初トライ 後半、苦しいはずのカナダが思いもかけぬ展開を見せた。体を張って辛抱強くボールをつなぎ、攻勢に出たのである。 カナダは後半6分、ゴールライン手前で右のラインアウトからモールを作り、WTBジェフ・ハスラーが縦方向に一気に突破を試みた。 これはトライに至らなかったものの、密集から出たボールを持って、FLマット・ヒートンが果敢に頭からダイブ。カナダ待望の初トライが生まれた。 SOピーター・ネルソンがコンバージョンキックを決め、カナダは7点を返した。 10トライを奪う しかし、勝負の大勢は決していた。...

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【ラグビーW杯】 日本のボーナス点獲得を疑問視 「驚くべき判定」とスコットランド監督

  ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で、日本が5日のサモア戦で試合終了間際にトライを決めボーナスポイントを獲得した際の審判の判定について、スコットランドのグレゴー・タウンゼンド監督が疑問の声を上げている。 日本対サモア戦では、試合終了の合図が鳴った後のサモアボールのスクラムで、サモアがボールを斜めに入れたとして反則を取られた。この直後、ゴール手前5メートルの位置での日本ボールのスクラムから、4つ目のトライを決めた。 この反則の笛を、スコットランドのタウンゼンド監督は「驚くべき判定」と表現。日本はこれが幸いして、ボーナスポイントを得るに至ったと述べた。 スコットランドは13日、1次リーグ突破をかけて日本と戦う。A組は日本、アイルランド、スコットランドが勝ち点争いを繰り広げており、各チームは他のチームの獲得状況に神経をとがらせている。 監督の主張は? タウンゼンド監督は、「(スクラムへの)曲がった投球で(反則とされたの)は見たことがない。特にW杯やシックス・ネイションズ(欧州6カ国対抗戦)では」と判定を問題視した。 「率直に言って、驚くべき判定だと思う。これまであのような判定はなかった。スクラムにボールを入れるスクラムハーフの選手が高度の自由をもっているということで、意見の一致が続いてきた。マイボールのスクラムを勝ち取ったチームなのだから」 スコットランドのタウンゼンド監督 さらに、「W杯であの判定が出たのは本当に驚いた。インジャリータイム(ロスタイム)に入って試合を変えるような決定がされたのには、もっと驚いた」と話した。 スコットランドが1次リーグを勝ち抜くためには、9日のロシア戦でボーナスポイントを獲得して勝利し、日本との勝ち点の差を4に詰める必要がある。その上で、日本に勝たなくてはならない。 ただ、日本に勝っても、日本がボーナスポイントを獲得した場合は、スコットランドは決勝トーナメントには進めなくなる。 「休息が短い」 タウンゼンド監督は7日、ロシア戦の先発メンバーは直前のサモア戦から14人を入れ替えると発表。日本戦に向け、主要選手を温存する考えを示した。 「ロシア戦までに長い休息があった。(日本との)最終戦までに休息があまりないのは、はっきりしているが」 タウンゼンド監督はまた、「試合間隔が3日というのは最短期間だ」、「日本戦は気になっているが、まずはロシア戦でボーナスポイントを獲得して勝利することに集中している」と語った。 1次リーグA組の順位表(8日現在)= P(試合数)、W(勝ち数)、D(引き分け数)、L(負け数)、PD(得失点差)、B(ボーナスポイント)、Pts(勝ち点)

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【ラグビーW杯】 1次リーグ、どこが突破? 果たして日本は?

  ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の1次リーグが終盤に差し掛かってきた。どのチームが突破するのか、日本代表は悲願の突破をできるのか。熱戦が続く各組の情勢をみてみる。 上位2チームが進出 W杯は出場20チームが5チームずつに分かれ、AからDまでの4組で1次リーグを戦っている。 各チーム、試合結果に応じて、勝ち(4点)、引き分け(2点)、トライ数が4つ以上(1点)、7点差以内の負け(1点)のポイント(勝ち点)を得る。最後の2つはボーナスポイントと呼ばれる。 勝ち点で上位の2チームが1次リーグを突破し、8チームで争われる決勝トーナメントに進む。勝ち点が同数の場合は、直接対決の勝敗、得失点差などにより順位を決める。 5日時点でベスト8入りを決めたのは、C組のイングランドだけだ。 A組 P(試合数)、W(勝ち数)、D(引き分け数)、L(負け数)、PD(得失点差)、B(ボーナスポイント)、Pts(勝ち点) 現在3位のスコットランドは、アイルランドと日本に詰め寄るために、まずロシア戦(9日)の勝利が必須だ。しかも、ボーナスポイントを得て勝利しないと1次リーグ突破は厳しい。 アイルランドは、サモア戦(12日)に勝てば、勝ち点15(または16)になって1次リーグ突破を決める。日本とスコットランドは13日に対決し、両チームとも勝ち点15以上になることはないからだ。 現在1位の日本は、スコットランド戦(13日)に勝てば、初の決勝トーナメント進出が決まる。 スコットランドにとっては、日本に勝ったうえで、ボーナスポイントを得られるかが1次リーグ突破の成否の分かれ目となるだろう。 スコットランドが日本に勝利し、勝ち点で日本と並んだ場合、直接対決を制したスコットランドが決勝トーナメントに進む。 B組 P(試合数)、W(勝ち数)、D(引き分け数)、L(負け数)、PD(得失点差)、B(ボーナスポイント)、Pts(勝ち点) 大会3連覇を狙うニュージーランドは現在3位だが、残りはナミビア戦(6日)とイタリア戦(12日)なので、首位に立つ可能性が高い。ただ、ナミビアに勝利しても計算上、1次リーグ突破は決まらない。 南アフリカは、カナダ戦(8日)にボーナスポイントを獲得して勝てば、準々決勝に進む。 イタリアは、ニュージーランド(12日)にボーナスポイントを与えずに勝てばベスト8に入る。南アフリカがカナダに敗れるか、ニュージーランドがナミビアに敗れるかした場合も、突破の可能性がふくらむ。 C組...

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【ラグビーW杯】 日本、サモア相手に劇的な勝ち点5を獲得 8強に近づく

  ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は5日、1次リーグA組の試合が豊田スタジアム(愛知県豊田市)であり、日本(世界8位)が38-19でサモア(同15位)を破って3連勝し、初の決勝トーナメント進出に大きく近づいた。 日本は、試合終了時間を迎えた後に4つ目のトライを奪い、ボーナスポイントも獲得。勝ち点を14に伸ばし、同11のアイルランドを抜いてA組1位となった。 13日のスコットランド戦に勝利するか、負けてもポイントで争いで2位までに入れば、宿願となっていた準々決勝進出を果たす。 一方、サモアは1次リーグ敗退が決まった。 ペナルティゴールの応酬 両チームにとって落とせない一戦は、ペナルティキックの応酬で進んだ。 先手を取ったのは日本。前半3分と8分に、SO田村優がペナルティゴールを立て続けに決め、6点をリードした。 これに対しサモアは、前半10分と15分、CTBヘンリー・タエフがペナルティゴールを連続して成功。すぐに同点に追いついた。 前半24分、田村が3つ目のペナルティゴールを成功させ、再びリード。田村はこの日、キックが安定していた。 待望のトライ 着実に点数を重ね、サモアにリードを許さない日本だったが、欲しいのはトライだった。 A組が日本、アイルランド、スコットランドの三つどもえになることを考えた場合、トライを4つ以上挙げ、ボーナスポイントを獲得することが大事だった。 その待望のトライが前半28分、ついに生まれた。 サモア生まれの日本のCTBラファエレが最初のトライを決めた WTB松島幸太朗がスピードのある突進をみせ、倒されてもまた立ち上がってゴール手前まで前進。そこからパスをつなぎ、最後はサモア出身のCTBラファエレ ティモシーがゴール左側に飛び込んだ。 田村はコンバージョンキックに成功。その後、タエフがこの試合3つ目のペナルティゴールを決め、16-9で後半へと折り返した。 再びPG合戦に 後半も出だしはペナルティキックの蹴り合いになった。 後半5分、サモアのタエフがペナルティゴールを決め、4点差に詰め寄った。 するとその3分後には、日本にもペナルティゴールのチャンスが到来。ただ、田村が蹴ったボールはポストの右へ。スタジアム全体で一斉にため息がもれた。 しかし後半11分、再び訪れたペナルティゴールの機会を、今度は田村がきっちりと成功させた。 7点差に詰め寄られる...

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【ラグビーW杯】 アイルランドがロシアを下し2勝目 ボーナス点も獲得

  ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は3日、1次リーグA組の試合が神戸市御崎公園球技場であり、前週に日本に金星を献上したアイルランド(世界4位)が35-0でロシア(同20位)に順当勝ちし、大会2勝目を挙げた。 アイルランドは5トライを挙げ、ボーナスポイントも獲得した。残るサモア戦(12日)もボーナスポイントを得て勝利すれば、1次リーグ突破が確実になる。 一方、ロシアはこの日の負けで、1次リーグ敗退が決定した。 巧みなコンビネーション 優勝候補の一角のアイルランドに、2連敗して勝ち星のないロシアがどこまで食い下がるかが、この試合の見どころだった。 アイルランドは、開始早々に格の違いを見せつけた。 前半1分、右のラインアウトからハーフウェイライン付近でラックを作り、SHルーク・マグラーを軸に短いパス交換を始めると、後方からFBロブ・カーニーがタイミング良く走り込んだ。 カーニーは両軍の選手が密集しているエリアを突破。巧みなステップで敵を避け、最後は倒されながらもゴール右にトライを決めた。 これは考え抜かれたサインプレーだった。最後の場面では、カーニーの両脇に複数のチームメイトが並び、いつでもパスを受けられるような状態まで作っていた。 個の強さだけではなく、巧みなコンビネーションでも相手を崩す。最初の得点シーンは、一方的なゲームになることを予感させた。SOジョナサン・セクストンもコンバージョンキックを成功させ、アイルランドはいきなり7−0と優位に立った。 ロシアのCTBキリル・ゴロスニツキー(右)のタックルを受けるアイルランドのCTBバンディ・アキ。ロシアはこの試合、今大会で2番目に多い182回のタックルをした反撃もミスで好機逃す ロシアも反撃を試みた。複数の選手がサイドにパスを展開しながら、チャンスを作り出そうとした。前半9分には敵陣の左奥深くで、ラインアウトの機会も得た。これは試合を通じて数少ないチャンスとなったが、肝心なところでミスを犯して得点の好機をふいにした。 前半12分、アイルランドは再び組織的なプレーで引き離しにかかった。 敵陣の22メートルライン付近でのラックからボールが出ると、セクストンはグラウンドを転がるボールを軽く蹴り出した。 これに合わせて、今度はFLピーター・オマホニーが飛び出し、ゴールポストの中央にトライ。コンバージョンキックも決まり、スコアは14−0となった。 シンビンにつけこむ ロシアは前半32分、さらに苦境に立たされた。 自陣のゴールライン手前で必死に防戦を続ける中、LOボグダン・フェドトコが連続してファウルを犯し、10分間退場のシンビン(イエローカード)を受けた。 アイルランドは、追加点の好機を見逃さなかった。 ゴール正面でのスクラムから、一気にトライを狙った。これは成功しなかったが、ボールをキープすると、右サイドで幾度となく縦方向に強引な突破を図った。 そしてFLリース・ラドックがボールを抱えたまま、PRジョン・ライアンなどと共に力任せに前進。最後はラドックがグラウンドになだれ込み、3つ目のトライを奪った。 湿気でボール滑る ロシアは37分、敵のゴール正面で22メートルラインから戻されたボールを受け、SOラミリ・ガイシンがドロップゴールを狙った。だがキックはポストまで届かなかった。...

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【ラグビーW杯】 王者ニュージーランド、63得点でカナダに圧勝 3兄弟が全員トライ

  ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は2日、1次リーグB組のニュージーランド(世界1位)対カナダ(同22位)の試合が大分スポーツ公園総合競技場であり、大会2連覇中の世界王者ニュージーランドが9トライを奪って63-0でカナダに圧勝し、今大会2勝目を挙げた。 ニュージーランドのSOリッチー・モウンガは、自動的にゴールの2点が与えられるペナルティートライを除く8トライのコンバージョンゴールすべてを成功。FBボウデン(28)、WTBジョーディー(22)、LOスコット(25)のバレット3兄弟がそろって先発し、全員がトライを記録した。 63点は今大会の最多得点。この日の勝利で、オールブラックス(ニュージーランド代表の愛称)は1次リーグB組の2位に浮上した。ボーナス点2を獲得している1位のイタリアとは勝ち点差1。 これでニュージーランドのW杯での連勝は16に伸びた。最後に敗れたのは2007年大会準々決勝フランス戦。また、1次リーグでの無敗記録も続いている。 圧倒的な破壊力 過去2大会の優勝チームと大会参加20チーム中世界ランクが2番目に低いチームとの対戦は、はなから実力差が明らかな組み合わせだったが、それにしても、ニュージーランドの攻撃はあまりに破壊的だった。 ニュージーランドは試合開始70秒で早くもボールを相手インゴールに持ち込んだ。カナダはなんとかグラウディングさせずに持ちこたえたが、ニュージーランドが最初の得点をとるのは時間の問題だった。直後にスクラムをゴールポスト真下に押し込み、ペナルティートライを奪った。 さらに、WTBジョーディー・バレット、CTBソニービル・ウィリアムズ、FBボーデン・バレットがトライを挙げた。 ニュージーランドはこの試合、ボールを持って906メートル前進、一方のカナダは291メートルだった 後半もニュージーランドの攻撃がカナダの防御を切り裂く。開始直後のWTBリコ・イオアネを皮切りに、4分にLOスコット・バレット、6分にFLシャンノン・フリゼル、9分にはSHブラッド・ウェバーと最初の10分間で4トライ。16分にもウェバーがこの試合2つ目のトライを記録した。 オールブラックスはチーム全員に攻撃力があり、モウンガは攻撃を巧みに操る一方で正確なゴールキックでも貢献した。ボーデン・バレットはFBという新しいポジションで対戦相手に脅威を与え続けた。 カナダもゴール迫ったが ニュージーランドが一方的に攻めた試合だったが、カナダも前半20分過ぎ、自陣深くで相手がこぼした球を捕ったSHゴードン・マクローリーからつないだSOピーター・ネルソンが、ニュージーランドゴール目前まで迫った。 しかし、ニュージーランドは防御でも質の高いプレーを発揮。カナダの連続攻撃をはねのけ、相手のモールも押さえ込んで、得点を許さなかった。 家族ハットトリック この試合でバレット3兄弟は、ニュージーランド代表で初めて3人同時にW杯に先発する兄弟となった。 後半4分にスコット・バレットがトライして、兄弟3人全員がトライを挙げる「家族ハットトリック」を達成した。 前半、スコットがトライ確実の場面でボールを落とす場面があったが、これがなければ、もっと早く実現していたところだった。 また、ボーデン・バレットは終了間際にオールブラックスで10トライ目を挙げるチャンスがあったが、こちらも独走トライは確実と思われたところで、タックルを受けたわけでもないのになぜかボールをこぼしてしまった。 湿度高く落球 ニュージーランドは優勝争いの強力なライバルである南アフリカに1次リーグの初戦で勝っており、カナダ戦の際立った勝利で、W杯3連覇に向けて不気味なまでの勢いを保っている。 ニュージーランドのスティーブ・ハンセン監督は試合後、「私たちは後半最初の20分間の戦いを、80分間を通して続けられるようにしなければならない。それができるようになれば、(W杯優勝という目標は)決して遠いものではなくなる」と話した。 そして、「あの時間帯、チームは本当に一体となって、統制の効いた素晴らしいプレーをしていた」と評価した。...

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【ラグビーW杯】 BBC記者が伝えた日本の歴史的勝利、アイルランドの崩壊

  開催国・日本は 静岡で、世 界ラン ク2位のアイルラン ドを19-12で破り、ラグビーワールドカップ(W杯)史上最大 級の番狂わ せを演じた。 アイルランドは前 半、ギャリー・リングロウズとロブ・カーニーのトライでリー ドを奪 った。しかし、田 村優の3つのペナル ティゴールで、点差は1回 の得点 で追いつく範囲に 抑えた。 59分(後半19分)、交代出場した 福岡堅 樹がゴール角に飛び 込み、ブレ イヴ・ブロッサムズ(日本代表の愛称)が 逆転した。 田村の72分(後半32分)のペナ ルティゴールで、歴史的勝利 が確実 になった。 日本が...

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