米朝再会談「かなり近づく」 米国務長官、拉致も提起

Photo: unfoxnews.com

 

ポンペオ米国務長官は8日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長との7日の会談を受けて2回目の米朝首脳会談に「相当近づいている」との認識を示した。ポンペオ氏は金正恩氏との会談で日本人拉致問題も取り上げた。訪朝を終えたポンペオ氏が8日、ソウルで記者団に語った。

ポンペオ氏は米朝再会談が実現すれば、非核化で実質的な進展が見込めるとの期待感を表明。金正恩氏が受け入れを表明した豊渓里(プンゲリ)の核実験場の廃棄を検証する査察について、準備ができれば早期に派遣する考えを示した。

訪朝に同行したビーガン北朝鮮担当特別代表は北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官との間で、米朝再会談に向けた実務レベルの調整を急ぐ方針を強調。6月の米朝首脳会談で合意した(1)新しい米朝関係の構築(2)朝鮮半島の平和構築(3)完全な非核化(4)朝鮮半島の戦没者の遺骨回収――に取り組む考えを示した。

一方、北朝鮮の朝鮮中央通信は8日、金正恩氏とポンペオ氏の会談を報じ、金正恩氏が「満足の意を表した」と伝えた。金正恩氏は「2回目の朝米首脳会談を契機に全世界の関心事となる問題の解決と、前回の会談で示した目標の達成で必ず大きな前進が遂げられる」と強調。近く会談に向けた計画が作られることへの自信を示したという。

シンガポールで会談した際の共同声明の履行へ努力を傾けているトランプ米大統領に謝意を表し、ポンペオ氏に「トランプ氏に自身のあいさつを伝えてほしい」と話した。

ポンペオ氏は8日夜、河野太郎外相と約15分間、電話で協議した。金正恩氏との会談結果を説明。日本人拉致問題を含む日朝間の問題について提起したと伝えた。河野氏が協議後、記者団に明らかにした。両外相は今後も北朝鮮の非核化に向け、連携を強化していく方針で一致した。

河野氏は米朝首脳会談の日程について「やりとりは控えたい」と述べた。北朝鮮が求める朝鮮半島の終戦宣言は「主要なテーマではない」と語った。

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領も8日の閣議で、米朝首脳の再会談について「早期に開催できる雰囲気と環境がつくられた」と指摘した。文氏は7日夜、平壌で金正恩氏と会談した後にソウルを訪れたポンペオ氏と会い、説明を受けた。

文氏は、金正恩氏が近くロシアを訪問し、また中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が平壌を訪れる見通しだと発言した。「日朝首脳会談の可能性も開かれている」とも語った。

Source :

nikkei

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