南シナ海「懸念に留意」 ASEAN首脳会議が議長声明公表

Photo: nikkei

 

東南アジア諸国連合(ASEAN)は14日深夜、13日に開いた首脳会議の議長声明を公表した。中国と一部加盟国が領有権を争う南シナ海問題について「懸念に留意する」との表現を盛り込んだ。フィリピンが議長国だった2017年11月の首脳会議の議長声明では「懸念」の表現が消えたが、復活した。

議長声明は中国を名指しこそしなかったものの、「(環礁の)埋め立てや、地域の安定を損なうような活動」に対する「いくつかの懸念に留意する」と指摘した。中国と南シナ海の領有権を争うベトナムなど一部加盟国の強い懸念に配慮した。

北朝鮮問題に関しては「最終的で完全に検証された形での、完全な非核化をもたらすための国際的な努力に留意する」とした。声明案段階であった「朝鮮半島の完全で検証可能かつ不可逆的な非核化(CVID)」という表現は消えたものの、ほぼ同じ意味合いの表現を用いて、北朝鮮に核開発の放棄を求めた。

ミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャの迫害を巡っては「懸念事項」と明記した。13日の首脳会議でもミャンマーの対応を批判する声が出ており、ASEAN内で対応の遅れに対する不満が高まっていることをうかがわせた。

新たな地域秩序や経済協力の枠組みについても言及した。中国主導の広域経済圏構想「一帯一路」などを取り上げ、「これらのイニシアチブと相互に有益な協力を模索していくことで合意した」と表明した。ただ、こうした協力は「ASEAN中心の原則に基づく」として、独自のインド太平洋構想を追求する姿勢もにじませた。

Source :

nikkei

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