Tag: 米朝首脳会談

2度目の米朝首脳会談、「来年早々に行う」とトランプ氏

2度目の米朝首脳会談、「来年早々に行う」とトランプ氏

  米国のトランプ大統領は7日、記者団に対し、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との2度目の首脳会談について「来年の早い時期」に行う意向を示した。北朝鮮との関係は「うまくいっている」とも強調したが、関係者の間では非核化に向けた協議が行き詰っているとの見方が出ている。 ホワイトハウスで記者会見したトランプ大統領は「我々は北朝鮮との関係に非常に満足している。うまくいっていると思う。焦りはまったくない」と述べた。そのうえで金委員長との2度目の首脳会談を「来年のどこか早い時期に」行う考えを明らかにした。 しかし米軍関係者や外交筋などからは、非核化を巡る交渉で米朝両国は膠着(こうちゃく)状態に陥ったとの指摘が出ている。米国から最初に譲歩を引き出したい北朝鮮は、制裁の緩和を拒まれたことに対し「心底腹を立てている」とみられる。また双方の交渉担当者同士の個人的ないさかいも、協議を遅らせる要因になる可能性があるという。 中央情報局(CIA)の元幹部で朝鮮半島情勢に携わったブルース・クリングナー氏は、交渉の不調を示す事案として、北朝鮮が最近行った核開発再開の警告、ポンペオ国務長官の下で実務を担うビアガン特別代表と北朝鮮側とがいまだに面会していないこと、米朝両国が「非核化」といった協議の鍵となる言葉の定義について依然として合意に至っていないことを挙げた。 歴史的な米朝首脳会談から5カ月を経てもなおこれだけの問題が残されている現状について、クリングナー氏は「双方の隔たりがまだ極めて大きなものであるのは明らかだ」と語った。

米朝首脳会談、来年初め開催に意欲 トランプ氏

米朝首脳会談、来年初め開催に意欲 トランプ氏

  トランプ米大統領は7日の記者会見で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長との2回目の首脳会談について来年初めの開催に意欲を示した。北朝鮮が求めている経済制裁の解除について「私は喜んで解除したいと思っているが北朝鮮も(非核化に)応じなければいけない」と強調した。非核化交渉に関して「急がない」とも語った。

米朝再会談「かなり近づく」 米国務長官、拉致も提起

米朝再会談「かなり近づく」 米国務長官、拉致も提起

  ポンペオ米国務長官は8日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長との7日の会談を受けて2回目の米朝首脳会談に「相当近づいている」との認識を示した。ポンペオ氏は金正恩氏との会談で日本人拉致問題も取り上げた。訪朝を終えたポンペオ氏が8日、ソウルで記者団に語った。 ポンペオ氏は米朝再会談が実現すれば、非核化で実質的な進展が見込めるとの期待感を表明。金正恩氏が受け入れを表明した豊渓里(プンゲリ)の核実験場の廃棄を検証する査察について、準備ができれば早期に派遣する考えを示した。 訪朝に同行したビーガン北朝鮮担当特別代表は北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官との間で、米朝再会談に向けた実務レベルの調整を急ぐ方針を強調。6月の米朝首脳会談で合意した(1)新しい米朝関係の構築(2)朝鮮半島の平和構築(3)完全な非核化(4)朝鮮半島の戦没者の遺骨回収――に取り組む考えを示した。 一方、北朝鮮の朝鮮中央通信は8日、金正恩氏とポンペオ氏の会談を報じ、金正恩氏が「満足の意を表した」と伝えた。金正恩氏は「2回目の朝米首脳会談を契機に全世界の関心事となる問題の解決と、前回の会談で示した目標の達成で必ず大きな前進が遂げられる」と強調。近く会談に向けた計画が作られることへの自信を示したという。 シンガポールで会談した際の共同声明の履行へ努力を傾けているトランプ米大統領に謝意を表し、ポンペオ氏に「トランプ氏に自身のあいさつを伝えてほしい」と話した。 ポンペオ氏は8日夜、河野太郎外相と約15分間、電話で協議した。金正恩氏との会談結果を説明。日本人拉致問題を含む日朝間の問題について提起したと伝えた。河野氏が協議後、記者団に明らかにした。両外相は今後も北朝鮮の非核化に向け、連携を強化していく方針で一致した。 河野氏は米朝首脳会談の日程について「やりとりは控えたい」と述べた。北朝鮮が求める朝鮮半島の終戦宣言は「主要なテーマではない」と語った。 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領も8日の閣議で、米朝首脳の再会談について「早期に開催できる雰囲気と環境がつくられた」と指摘した。文氏は7日夜、平壌で金正恩氏と会談した後にソウルを訪れたポンペオ氏と会い、説明を受けた。 文氏は、金正恩氏が近くロシアを訪問し、また中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が平壌を訪れる見通しだと発言した。「日朝首脳会談の可能性も開かれている」とも語った。

トランプ政権、北朝鮮に間もなく具体的要求盛り込んだ非核化予定表提示

  米国防省高官は24日、先の米朝首脳会談を受けて米国が間もなく北朝鮮に対して具体的な要求事項を盛り込んだ予定表を提示すると明らかにした。 同高官は詳細は明らかにしなかった。ただ、予定表により北朝鮮の取り組み姿勢がどの程度かが分かるという。 高官は「北朝鮮が誠実に実行するかどうかが間もなく分かる」と述べ「具体的な要求事項と具体的な予定表を提示する」と説明した。 国務省は先週、12日の米朝首脳会談以降に北朝鮮当局者と連絡を取っていることを明らかにした。同省のナウアート報道官は、ポンペオ国務長官が「できるだけ早期に北朝鮮当局者と会談し、協議する」と述べたが、詳細には踏み込まなかった。

米韓、8月の大規模合同軍事演習中止を決定 昨年まで数万人規模で実施

米韓、8月の大規模合同軍事演習中止を決定 昨年まで数万人規模で実施

  米国と韓国は、8月に予定していた合同軍事演習を中止することで合意した。トランプ米大統領は、米朝首脳会談後に合同軍事演習を中止する意向を示していた。韓国国防省は「韓国と米国は、8月に予定されている乙支フリーダムガーディアン軍事演習に関して、計画している全ての事を保留にすることで合意した」との声明を発表した。 また、米国防総省もこれを確認した。 「乙支フリーダムガーディアン」は、武器や航空機を使った実地訓練というよりは、コンピューターを用いたシュミレーション演習が中心となる。昨年の演習には米軍から1万7500人、韓国軍からは5万人以上が参加した。 トランプ大統領は米朝首脳会談後、合同軍事演習は高い費用がかかる上、「挑発的」だとし、中止する意向を示していた。

トランプの「米韓演習中止」で米軍困惑 即応体制維持できるか

トランプの「米韓演習中止」で米軍困惑 即応体制維持できるか

  トランプ米大統領が米韓合同軍事演習の中止を表明し、北朝鮮に予期せぬ譲歩を示したことを受け、米軍当局者は在韓駐留軍の即応体制をどう維持できるか、その対応を迫られている。 米政府関係者は、米軍と韓国軍が共同で行う訓練のうち、どこまでが大統領が中止を決めた「軍事演習」にあたるのか明確ではないと指摘。だが新たな指針の下では、大規模な米韓演習は実施不可能のようだ。 「在韓米軍の即応体制は維持する。そこは間違えないでほしい」と、ある米政府関係者は断言。ただ、どうそれを実現するか、現段階でははっきりしないとも認めている。 トランプ大統領は12日、シンガポールで行われた北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との歴史的な首脳会談後に、米韓演習を中止する意向を表明。大統領は、こうした演習が多額のコストがかかる上に、「非常に挑発的」だと発言し、これまで米側がはねつけてきた北朝鮮からの批判をなぞる形となった。 米朝会談後にソウル入りしたポンペオ米国務長官は13日、トランプ大統領が、北朝鮮と生産的で誠実な交渉が続いている間は、演習を凍結することを明確にした、と記者団に語った。 「北朝鮮の非核化に向けた生産的な対話をするため、環境を整えるのが、(トランプ大統領の)意図だ」と、ポンペオ長官は述べた。 韓国における軍事演習の中止は、現旧の米軍関係者を困惑させている。彼らは、トランプ大統領の今回の表明まで何も知らされていなかったという。 合同演習の中止によって、世界でも最も軍事的な発火点となる可能性の高い地域で、米軍の即応体制が損なわれることを軍関係者は懸念している。在韓米軍は長年、高度な訓練を重ねて「今夜にも戦える」体制にあることを誇りとしてきた。 米議会などからは、合同軍事演習の中止により、米韓軍事同盟の効力が揺らぎかねないとの批判の声も上がっている。また、演習中止により予算を削減できるとのトランプ氏の発言も反発を招いている。 どんな訓練なら可能か 米国家安全保障会議(NSC)の関係者は、今回の凍結発表後も、なんらかの訓練は継続されると話す。 「韓国防衛に関するわれわれのコミットメントはまったく変わらない」とこの関係者は語る。「通常の準備訓練や訓練交流は継続される」 元米空軍士官で現在は予備役のテッド・リュウ下院議員(民主党)は、軍事演習と「通常準備訓練」の線引きは困難だと指摘する。 「2つは、同じものに属する異なるパーツだ」と、下院外交委員でもあるリュウ氏は話した。 いずれにしても、毎年定例の「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン演習」が今年実施される可能性は低くなったとみられている。 昨年8月に行われた同演習には、米軍から約1万7500人が参加し、韓国軍と合同で訓練を行った。ほかに、オーストラリア、カナダ、コロンビア、デンマーク、ニュージーランド、オランダ、英国の各部隊も参加した。 米下院軍事委員会のソーンベリー委員長は、今年8月に予定していた同訓練に影響が出てくるとの見方を示した。 「大規模な合同軍事演習は中止される方針だと理解している」と、同委員長は語り、交渉を行い「北朝鮮を試す」トランプ政権の取り組みを支持すると付け加えた。 他の主な米軍演習は、来年春まで予定されていないと米軍関係者は言う。そのため、外交官や軍の計画立案者には時間的余裕が生じるとみられる。 ...

「非核化」で骨抜きにされた「CVID」では、誰も核を手放さない

「非核化」で骨抜きにされた「CVID」では、誰も核を手放さない

  <トランプにとってのCVIDは、首脳会談の成果としてツイッターや支持者集会でアピールできる何かを手にすることでしかなかった> ドナルド・トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の歴史的な首脳会談において、注目すべき重要なキーワードが「CVID」であることには、誰も異論はないだろう。だがCVIDがいったい何を意味するのか、あるいは何の略語なのかについては誰もはっきりしないようだ。 アメリカが会談で北朝鮮に要求するのが、核の「完全(CompleteまたはUComprehensive=包括的)かつ検証可能(Verifiable)で不可逆的(Irreversible)な非核化(DenuclearizationまたはDismantlement=核の放棄)」。これを「今後はCVIDと呼ぶ」と、米国務省のヘザー・ナウアート報道官は先月、記者団に語った。「それが我々の方針であり、マイク・ポンペオ国務長官の方針だ」 実際にポンペオは何度もこのフレーズを使ってきたが、ときに「永久的(Permanent)かつ検証可能で不可逆的な非核化(PVID)」と言い間違えて混乱を引き起こしてきた。米政府も韓国政府も、CVIDとPVIDは同じ意味だと主張しているが、「C」と「P」の違いよりもっと厄介なのは、「D」が具体的に何を意味するかということだ。 「CVID」という略語はトランプ政権が発明したものではない。「完全かつ検証可能で不可逆的な核の放棄(Dismantlement)」は、ジョージ・W・ブッシュ政権が北朝鮮の核廃棄について掲げたスローガンで、(ブッシュが批判していた)その前のビル・クリントン政権のアプローチとの違いを際立たせるものだった。クリントン政権下の1994年に締結された米朝枠組み合意では、北朝鮮は核開発計画の凍結に合意したものの、アメリカが合意の実現を徹底しなかったなどさまざまな理由から合意は崩壊。北朝鮮は核開発計画を再開させていた。 「D=無力化」さえ実現しなかった CVIDのコンセプトは、北朝鮮が核開発計画を完全に放棄し、再開不可能な状態にしなければ満足しないというブッシュの姿勢を表していた。だが「ブッシュのCVIDは真の政策ではなく、政治的なポーズの意味合いが強かった」と、ミドルベリー大学の核不拡散専門家で軍縮情報サイト「アームズ・コントロール・ウォンク」の創設者、ジェフリー・ルイスは言う。 当然ながら北朝鮮は、ブッシュの姿勢に決して同意しなかった。ブッシュ政権が2007年にようやく北朝鮮との合意に至った際に使われた言葉は、核関連施設の「無力化(Disablement)」。アメリカ側が求めていた「核の放棄」には及ばなかった。そしてこの控え目な合意さえもが、短期間で崩壊した。 ルイスによれば、ブッシュ政権時代にCVIDのコンセプトを高く評価していたのがジョン・ボルトン。そのボルトンは現在、トランプの国家安全保障担当大統領補佐官で、CVIDの実践はボルトンが4月末に主張して議論を呼んだ「リビア方式」に似ている。北朝鮮が核兵器を放棄し、核開発計画を完全に破棄して諸外国による査察を受け入れた末に初めて、制裁解除や外交上の認知、支援をはじめとする国際社会との関係改善がもたらされるというものだ。 「非核化」という言葉は、とりわけ「朝鮮半島の非核化」という使い方をされる場合、きわめて曖昧なコンセプトだ。 ジョージ・W・ブッシュ政権時代に北朝鮮の核問題をめぐる協議で米代表団の代表を務めた北朝鮮問題の専門家で、トランプが駐韓米国大使に任命したビクター・チャは6月はじめに議会で、北朝鮮は非核化という言葉を「北朝鮮に対する脅威がもはやなくなった将来のいずれかの時点で、朝鮮半島から核兵器をなくしてもいい、という意味で使っている」と指摘する。米軍が駐留部隊を撤退させること、そしてアメリカが、北朝鮮が核で抑止しなければならないような敵対的な軍事行動をやめることがその条件だ。 北朝鮮は「核開発計画が黙認されることを目指して駆け引きをしている」とルイスは言う。これは北朝鮮がいつか最終的に核兵器を放棄するという約束と、必ずしも矛盾するものではない。核保有国であるアメリカが、核不拡散条約(NPT)の締約国として核兵器の隔絶を目指しているのも、これと同じことだ。 CVID=何も意味しない言葉? トランプとポンペオに公正を期して言うならば、CVIDの「D」を「非核化(Denuclearization)」に変えたのは彼らが最初ではなく、バラク・オバマ前政権も「D」を「非核化」としたことがあった。だが一連の会談に向けてポンペオが事実上、CVIDのコンセプトを「非核化」にまとめたことに重要な意味がある。 「CVIDを朝鮮半島の『非核化』という意味に変えるのは愚かなことだ」とルイスは言う。「実際には何も意味しない言葉になる。相容れない二つのコンセプトを組み合わせた、矛盾した表現だ」 実際にCVIDが意味するのは、トランプにとっては「首脳会談の成果としてツイッター上や支持者集会でアピールできる何かを手にすること」、一方の北朝鮮にとっては「実際には何も放棄しないこと」になるかもしれない。ボルトンにとっては気に入らない、だがポンペオは実現に漕ぎつけたい空論だ。 「トランプは今回の米朝首脳会談を実現するためなら、どんなことでもするつもりだ」とルイスは言う。「その首脳会談に、完全かつ検証可能で不可逆的な朝鮮半島の非核化の合意が含まれるなら、彼はその合意に喜んで署名するだろう」

米朝首脳、一対一で38分間 トランプ氏「光栄に思う」

米朝首脳、一対一で38分間 トランプ氏「光栄に思う」

  トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長による史上初の米朝首脳会談が12日午前9時(日本時間同10時)、シンガポール南部のセントーサ島にある高級リゾート、カペラホテルで始まった。両首脳は最大の焦点である北朝鮮の非核化についての合意をはじめ、朝鮮戦争の終結に向けた合意文書に署名することを目指している。両首脳は、首脳会談の成果をまとめた共同声明を発表する見通しだ。 トランプ氏「会談は大成功する」正恩氏「過去乗り越え」 会場のホテルに到着後、トランプ氏と正恩氏は午前9時4分、報道陣が待ち受けるなか、米国と北朝鮮の国旗前に現れて握手。短くあいさつの言葉を交わして、写真撮影に応じた。 その後、会談場に移っていすに座り、トランプ氏は「本当に素晴らしい気分だ。私たちはこれから素晴らしい議論をして、大いなる成功を収めるだろう。栄誉あることであり、素晴らしい関係を築けると確信している」と切り出した。 続いて正恩氏が「ここまでくるのは容易ではなかった。私たちの足をひっぱる過去があり、誤った偏見と慣行が私たちの目と耳をふさぐこともあったが、そのすべてを乗り越えてここまで来た」と述べると、トランプ氏は「その通りだ」と応じ、再度握手した。 両首脳は通訳だけを交えた一対一の会談を38分間行い、ポンペオ米国務長官ら幹部を交えた拡大会合に臨んだ。トランプ氏は冒頭、「あなたとお会いするのはとても光栄だ。私たちは大きな成功をともに収めるだろうと思っている。そして私たちはこれまで未解決だった大きな問題やジレンマを解決できるだろう」と語り、正恩氏は「困難はあるだろうが、(トランプ大統領とともに)巨大な事業を始める決心はついている」と応じた。ワーキングランチの後、トランプ氏は「大きな進展があった。これから署名する」と語り、成果を発表する考えを示した。トランプ氏は午後に記者会見し、同日午後7時にシンガポールを離れる予定だ。 トランプ氏は会談に先立つ12日未明、「我々全員、(今回の首脳会談で)過去とは違って本当のディール(取引)が行われるかどうか、間もなく分かるだろう」とツイートした。 一方、朝鮮中央通信は11日、会談の議題について「新しい朝米関係を樹立し、朝鮮半島の恒久的で強固な平和体制の構築や、朝鮮半島の非核化を実現する問題などで意見交換する」と伝え、非核化を最優先には掲げなかった。 北朝鮮は、非核化では可能な限りあいまいな合意にとどめ、米朝国交正常化を軸に安全保障や経済的な利益を得る足がかりにしたい考えとみられる。正恩氏の業績を強調し、国内統治にも最大限利用する構えだ。 首脳会談の最大の焦点は北朝鮮の非核化だ。4月下旬の南北首脳会談では、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領と正恩氏が朝鮮半島の「完全な非核化」で合意。米朝首脳会談では「完全な非核化」の実現に向けた具体的な方法や時期を含めた道筋が示されることが期待されている。 ただ、これまでの事前交渉では、米側が「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」(CVID)の早期実現を要求する一方、北朝鮮は「段階的な非核化」を主張。米側は段階的な非核化を一部容認する姿勢を示したものの、今回の会談では核兵器の廃棄・搬出や査察の方法、期限など非核化の具体策の合意は先送りされる公算が大きくなっている。トランプ氏は首脳会談を「プロセス(過程)の始まり」と位置づけている。 ポンペオ氏は11日の記者会見で、「これまでとは異なる体制保証を提供する用意がある」と語り、北朝鮮が求める体制の安全を保証することで、非核化に応じるよう求めた。 一方、米朝は今回の首脳会談で朝鮮戦争の終結に向けた合意文書に署名する方向で調整している。トランプ氏は戦争終結について「歴史的にとても重要だ」と協議に意欲を示している。非核化で具体的な合意が困難ななか、両首脳の政治的メッセージとして「終結」宣言を先行させることで歴史的な成果を演出する狙いがあるとみられる。 トランプ、正恩両氏は会談後、首脳会談の成果をまとめた共同声明を発表する予定だ。11日の米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)によると、共同声明は、①非核化②北朝鮮の体制保証③米朝両国が取るべき措置――の三つから成り立つ可能性があるという。 米朝首脳会談をめぐっては、トランプ氏が3月、韓国政府高官との会談の中で、正恩氏の提案を受け入れて首脳会談に応じる方針を決定した。ポンペオ氏を2回訪朝させて開催に向けて調整。しかし、北朝鮮が開催の「再考」を示唆したため、トランプ氏が突如、5月24日に中止を表明。その後、北朝鮮側が出した談話などを一転して評価し、今月1日に予定通り開くことが決まった。

【午前詳報】昼食会にハーゲンダッツ 米朝首脳会談

【午前詳報】昼食会にハーゲンダッツ 米朝首脳会談

  トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は12日、シンガポールで初めて対面しました。史上初となる米朝首脳会談の模様をタイムラインで追います。米国や朝鮮半島に詳しい記者の解説もお届けします。 (表記は日本時間) 星条旗と北朝鮮旗が交錯 米記者は困惑「殺人的独裁者と…」(解説) 12日の米朝首脳会談で、トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が歩み寄って歴史的な握手を交わした背後には、米国の星条旗と北朝鮮の国旗が交互に何本も並んでいた。この光景を目の当たりにした米国の記者たちは、ツイッターで複雑な気持ちを吐露した。 CBSのホワイトハウス担当記者のマーク・ノラーさんは、両国の国旗が並ぶ写真とともに、「米朝両国の国旗がこんな風に並ぶ光景を見たことはなかった」とツイート。MSNBCのプロデューサーのカイル・グリフィンさんも「米国旗と北朝鮮の国旗が隣同士に並ぶとは、すごい光景だ」とツイートした。 CNBCのホワイトハウス担当記者クリスティーナ・ウィルキーさんは「米国と北朝鮮の国旗が並べられていること自体、金(正恩氏)にとっては驚くべきプロパガンダの勝利だ」と指摘した。 また、NBCの人気テレビ番組のプロデューサー、アンディ・ラスナーさんは「なんであれ(米朝首脳会談で)歴史が作られた。我々の国旗が北朝鮮の国旗と絡み合う前で、合衆国大統領が、自分の親族まで殺した殺人的独裁者と握手をしたのだから」と皮肉った。 (ワシントン=宮地ゆう) 拡大会合終了、昼食会へ(12:35) トランプ氏、金正恩氏らが、高官を交えた拡大会合が行われていた部屋から廊下に出た。会合が終わり、昼食会に向かった模様だ。 米ホワイトハウスが発表した昼食のメニューは以下の通り。世界各地の料理が選ばれたようだ。 ◇ 【前菜】 伝統的なエビとアボカドのカクテルサラダ 「グリーンマンゴーケラブ」(東南アジア料理)のはちみつライムドレッシングがけ、生ダコと共に 「オイソン」(朝鮮半島料理のキュウリのキムチ) 【メイン】 ビーフショートリブのコンフィ、ジャガイモのグラタン、蒸しブロッコリー、赤ワインソースを添えて クリスピーポークの甘酢かけ、家庭風XOチリソースをかけた揚州チャーハン ...

トランプ氏「会談は成功する」、金正恩氏「簡単な道のりではなかった」。米朝首脳会談始まる

トランプ氏「会談は成功する」、金正恩氏「簡単な道のりではなかった」。米朝首脳会談始まる

  北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長と、アメリカのトランプ大統領との史上初の米朝首脳会談が始まった。 会談の冒頭、 両者は時折笑顔を見せるものの、特に金正恩氏は緊張した面持ちを見せた。 最初に、トランプ大統領が金正恩氏のほうを向き、「会談は非常に成功するのではないかと考えている。我々は素晴らしい関係を構築できるのではないかと思う」と話した。 これに対し、金正恩氏は「ここまで来るのはとても簡単な道のりではなかった。 私たちには足を引っ張られた過去があり、誤った行動が、ときにはわれわれの目と耳をふさいだ。さまざまな障害があったが、ここまで何とかしてやって来た」と言い、にこやかな表情を見せた。 続けて「そうした障害というものを乗り越えることができた。そして、ようやくこの日を迎えられた」と言い、トランプ大統領は、うなずきながらじっと金正恩氏のほうを向いていた。 その後、2人は互いに謝意を述べ、イスに座ったまま再度握手した。 https://twitter.com/StateDept/status/1006345969154134016

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河野の目は失速した和平交渉を復活させるために5月にロシアを訪問

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