金正恩氏「日本と関係改善の用意」

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安倍晋三首相は25日午前(日本時間同日夜)、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と訪問先のニューヨークで約50分間会談した。韓国政府の説明によると、文氏は先の南北首脳会談で北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長から「適切な時期に日本と対話し関係改善を模索していく用意がある」との発言があったと首相に伝えた。

安倍首相と文氏の会談は今月中旬の3回目の南北首脳会談の後、初めて。文氏は会談の冒頭「首相のメッセージを金正恩委員長に忠実に伝えている。答えも聞いた」と語った。日本政府の説明によると、首相は南北会談にあたり、文氏に日本人拉致問題の解決の重要性や日朝関係に関する考え方の伝達を依頼した。

文氏は首相のメッセージへの金正恩氏の返答を含め南北会談の結果を具体的に説明した。日本政府は正恩氏の反応の詳細を明らかにしていない。首相は文氏に謝意を表明し、日本人拉致問題への協力を求めたうえで、正恩氏と直接対話する用意があると伝えた。

トランプ米大統領によると、金正恩氏は6月の米朝首脳会談の際、トランプ氏に安倍首相との対話について「オープンな姿勢」を示していた。

日韓首脳会談では北朝鮮から朝鮮半島の完全な非核化に向けた具体的な行動を引き出すため、米国を含め日韓で連携する方針で一致した。首相は国連安全保障理事会の制裁決議の履行が重要との考えを強調した。朝鮮戦争の終戦宣言や2回目の米朝首脳会談を巡っても意見交換した。

両国関係に関しても議論した。10月に未来志向の日韓関係をうたった日韓共同宣言から20年を迎えるのを踏まえ、一層の関係強化の必要性を確認した。首相は文氏の早期来日を招請した。

首相は文氏に従軍慰安婦問題の最終かつ不可逆的な解決を盛り込んだ日韓合意の着実な履行を求めた。日本の植民地統治下で労働に従事した韓国人の徴用工問題でも日本の立場を伝えた。

日本政府の説明では、文氏は日韓合意を破棄せず再交渉も求めないと発言した。両首脳は慰安婦問題に関し、日韓関係に影響を及ぼさないよう互いに知恵を出していくことで一致した。

Source :

nikkei

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