那須雪崩事故1年で追悼式 冥福祈り再発防止誓う

Source: nikkei

 

栃木県那須町で県立大田原高校山岳部の生徒ら8人が死亡した雪崩事故から1年となった27日、同町で県などが主催する追悼式が営まれた。雪崩現場付近には臨時の献花台を設置。多くの人が犠牲者の冥福を祈り、事故の再発防止を誓った。

追悼式には県関係者や大田原高の生徒ら約130人が参列し、午前10時すぎに1分間の黙とうをささげた。生徒会長の荒井涼雅さん(17)は式辞で「ともに学び、汗を流した友人が突然亡くなった事実をしばらく受け入れられなかった」と振り返り、「悲しみと教訓を忘れず、胸に強く刻みつけ、強く生きていきたい」と前を向いた。

追悼式には8遺族中7遺族が欠席。式では遺族一同の声明文が読み上げられ、「追悼式開催について遺族に何の相談もなく決められた。県教委の対応に不信感が募る」と欠席の理由を挙げた。

追悼式後、現場で同校生徒を引率した菅又久雄教諭(49)が取材に応じ「亡くなられた方やけがをされた方に本当に申し訳なく思っている」と涙ながらに謝罪。「雪崩は絶対起こらないだろうと思っていた。悪天候の時点で行動を中止すべきだった」と頭を下げた。

一方、雪崩が起きた茶臼岳の斜面を望む麓の広場に設置された献花台では親族らが手を合わせた。事故で亡くなった大田原高2年、鏑木悠輔さん(当時17)の親族、木下岩男さん(74)は「元気で帰ってきてほしかった。夢もたくさんあったと思う。残念だ」と空を見つめた。

那須町で土産店を営む鈴木成子さん(78)は、犠牲になった男子高校生が「事故前日もジュースを買いに来てくれた。『おばちゃん、明日も登るんだよ』と元気に話していたのにどうして……」と顔を覆った。

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