徴用工像の設置強行か 釜山の労働者団体、警官隊ともみ合い

Source: nikkei

 

【釜山】韓国・釜山の日本総領事館近くで1日午前、労働者団体が集会を開き、日本の植民地支配下で日本企業に徴用された朝鮮半島出身者の労働者像を設置する動きを見せた。警察は団体の総領事館への接近を阻止するため多数の機動隊を投入し、設置を強行しようとする団体側ともみ合いになった。設置されれば日韓関係の新たな火種となる。

韓国の労組の中央組織、全国民主労働組合総連盟(民主労総)の釜山地域本部は1日午後に「徴用工像」を設置すると予告。30日夜から付近の路上に像を持ち込み、道を阻む警察隊に「道を空けろ。それでも韓国の警察か」などと怒号を浴びせながら前進を試みている。

釜山の日本総領事館前には2016年12月に市民団体が従軍慰安婦を象徴する少女像を設置。日本政府はこの時、慰安婦問題の最終的かつ不可逆的な解決をうたった15年の日韓合意に反するとして、長嶺安政駐韓大使を約3カ月間、一時帰国させる対応をとった。

徴用工像の設置を推進する団体は、朝鮮半島からの労働者の動員を「強制労働」だったとして、謝罪や補償を要求している。日本政府は1965年の日韓請求権協定で徴用工問題は解決済みとの立場だ。総領事館前への像の設置は、在外公館の保護などを定めたウィーン条約違反にあたると主張する。

新たな徴用工像の設置計画を受けて、日本政府は韓国政府に重ねて懸念を伝達した。4月に訪韓した河野太郎外相は康京和(カン・ギョンファ)外相に直接申し入れた。

韓国政府も団体や、道路を管轄する釜山市、同市東区などに自制を求めている。韓国外務省は4月16日付で「日本総領事館前への設置は外交摩擦を招く可能性が大きい」と指摘する文書を送付。像を建てる代替地として釜山市の「強制動員歴史館」などを提示した。

民主労総は17年8月にソウル市中心部の竜山駅前などにも像を建てている。

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nikkei

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