LGBTI問題の授業義務化、世界初 スコットランド

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英国のスコットランド自治政府は10日までに、地域内の学校の教科課程に性的少数者(LGBTI)の問題に関する授業を義務付ける方針を明らかにした。この種の措置は世界の国・地域で初の事例としている。

自治政府のジョン・スウィーニー副首席大臣によると、授業ではLGBTIの歴史、用語、自己同一性や同性愛への嫌悪や偏見の対策などを教える。

スウィーニー氏は地元議会で、授業開始の時期はまだ正式決定されていないとしながらも、出来るだけ早急に実施させると強調した。

今回の措置はLGBTI問題の教科課程への追加を目指してきた組織の提言を全て容認する中で打ち出された。他の提言内容はこの問題に関する教材や教師への無料の訓練供与などが含まれる。提言は学校内における性的少数者へのいじめなどに取り組むため33項目から成っていた。

同組織の責任者は今回の自治政府の決定を重要な勝利とたたえた。

スウィーニー副主席大臣は、「受け入れた提言内容はLGBTIの当事者の学習経験を向上させるだけでなく、学習を受ける全ての者に自分たちの違いをたたえ、理解促進や受容を促すことを支援するものになる」と強調した。

自治政府のニコラ・スタージョン首席大臣もより開放的な教育システムの誕生につながると歓迎した。

スコットランド内の学校ではLGBTIの生徒10人のうち9人がいじめなどの被害を受けているとの調査結果もある。スコットランドで性的少数者の権利擁護運動を進める団体の昨年の報告書によると、域内の若年層の63%が同性愛嫌悪に関する中傷を常時もしくはしばしば被っているとした。この比率は他の英国内では50%となっている。

Source :

cnn

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