眞子さま「心より敬意」ブラジル移住110年式典お祝い

Source: asahi

 

ブラジルを公式訪問している秋篠宮家の長女、眞子さま(26)は21日、サンパウロ市内で開かれた日本人のブラジル移住110周年を祝う記念式典に出席し、「移住者とそのご子孫が努力を積み重ねて今日の日系社会の発展を築き、支えてこられたことに心より敬意を表します」とお祝いの言葉を述べた。

日本からブラジルへの移住は1908年に始まった。在サンパウロ総領事館によると、ブラジルには現在190万人の日系人がおり、日系コミュニティーとしては世界最大だ。最も若い世代は6世になる。

記念式典は、ブラジル日本都道府県人会連合会が主催する日本祭りの中で行われた。眞子さまは式典で、「日系社会のみなさまが両国の懸け橋となり、ブラジル社会で、日本の文化が広く受け入れられていることを喜ばしく思います」などとあいさつした。

眞子さまはその後、サンパウロ市内のイビラプエラ公園にある開拓先没者慰霊碑に献花し、日本館を訪問するなどした。(サンパウロ=岡田玄)

眞子さまのあいさつ全文

ご列席のみなさま。

1908年6月に最初の移民船笠戸丸がサンパウロ州のサントス港に到着してから、110年が経ち、ブラジル日本人移住110周年という記念すべき年を迎えられたことをお喜び申し上げます。

このような年にブラジル政府のお招きによりブラジルを訪れることができました。本日はここサンパウロで、各地よりお集まりになったみなさまとともに、本式典に出席し、日本人移住110周年をお祝いできますことを大変うれしく思います。

ただいま、マルコス・カルバン外務大臣代理、マルシオ・フランサ・サンパウロ州知事、ブルーノ・コーバス・サンパウロ市長より、日系社会に対する温かいお言葉をいただきましたことに感謝申し上げますとともに、今回の訪問に際し、様々なご配慮をいただきましたみなさまにあつく御礼申し上げます。

わたくしにとってのブラジルは幼い頃より、地理的には遠く離れていても親しみを感じる国でございました。それは、これまでブラジルを訪れた方々から、その思い出を幾度となくうかがってきたことによるものであると思います。そして今回、3年前に私の両親も訪問したここサンパウロを訪れることができましたことは、大きな喜びでございます。

わたくしはブラジルに到着して以降、リオデジャネイロとパラナ州を訪問し、本日ここサンパウロに到着いたしました。本式典の後には、式典会場において世界最大級の規模を誇る日本祭り「フェスティバル・ド・ジャポン」を視察いたします。

日系社会のみなさまが両国の懸け橋となり、ブラジル社会で、日本の文化が広く受け入れられていることを喜ばしく思いながら、その一端を見せていただくことを楽しみにしております。

日本から長い船旅を経て移住された方々は、大変な苦労をされながら各地での生活を築かれたとうかがっております。

その中で、数多くの困難を勤勉さと誠実さをもって乗り越えて、ブラジルの発展に貢献し、社会のあつい信頼を得てこられました。

現在に至るまで、あらゆる世代の日系の方々が多様な分野で活躍されています。

日本からの移住者を温かく受け入れてくださったブラジル政府とブラジルの方々に感謝するとともに、移住者とそのご子孫が努力を積み重ねて今日の日系社会の発展を築き、支えてこられたことに心より敬意を表します。

そして、みなさまが歩んでこられた長い道のりに思いをはせるとともに、その歴史は未来を担う世代にも大切に引き継がれていきますことを願っております。

終わりに、ご列席のみなさまのご健勝と日系社会及びブラジルの繁栄、そして両国の友好関係の一層の深化を願い、わたくしのあいさつといたします。

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