排ガス規制逃れ問題 放置した政治家、責任免れず 連邦下院の調査特別委 シュテファン・キューン議員

Source: mainichi

 

VWによる排ガス規制逃れ問題は国際的な事件に発展する一方、独政府が自動車業界に毅然(きぜん)とした態度を示せず、再発防止もままならない。独連邦議会でVW問題調査特別委のメンバーだった野党・緑の党のシュテファン・キューン議員に問題点を聞いた。

 --問題発覚から約3年、政治による真相解明は進みましたか。

 ◆調査特別委は、政府側になぜ、自動車業界(の不正)から目をそらす「文化」があり、担当官庁が早期に不正を発見できなかったのかを解明しようとした。しかし、調査委の活動にもかかわらず、誰も政治的責任を取ることはなく、車の所有者は金銭的補償も受けられていない。不正ソフトウエアのアップデートによって排ガスは3割程度減るものの、それでも環境基準を3倍以上、上回っている。

 --なぜ不十分な環境対策が容認されているのでしょう。

 ◆自動車産業に多くの雇用が依存しているため、企業を経済的負担から守るべきだという考えがある。だが、これは間違った企業支援だ。独車の4分の3が輸出されるなか、中国など成長市場では環境負荷の少ない電気自動車や燃料電池車へのシフトが鮮明になっている。ドイツではいまだにディーゼル車への税制優遇があるが、欧州全体で電気自動車の普及を目指すべきだ。

 --EUは独政府の対応を厳しい目で見ています。

 ◆独メーカーはEU法を利用し、新車の許認可試験をルクセンブルクなどの国で行ってきた。こうした国の検査は厳しくないからだ。私は新設のEU機関が(どの国でも)統一規格による厳格な試験を行うべきだと主張したが、独国内の反対で実現していない。独政府は不正対象車のエンジン交換を指示し、メーカーに制裁や罰金を科すべきだ。そして企業幹部の法的責任の追及だけでなく、事件を放置した政治家の責任も問われるべきだ。

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